ドイツ・ブンデスリーガ第１０節　ホッフェンハイム３―２シャルケ０４（３日・ライン・ネッカー・アレーナ）　シャルケ０４の日本代表ＤＦ内田篤人（２４）が、敵地でＦＷ宇佐美貴史（２０）のホッフェンハイムと対戦し、ブンデスリーガ移籍後５１試合目にして初ゴールを決めた。試合は２―３で敗れた。ニュルンベルクのＭＦ清武弘嗣（２２）は、ＭＦ長谷部誠（２８）のヴォルフスブルクに１―０で勝ち、７戦ぶりの勝利を飾った。ハノーバー９６のＤＦ酒井宏樹はアウクスブルク戦でベンチ入りしたが、出番がなかった。

　悔しさ半分の初ゴールになった。１―２の後半３７分。ＦＷファルファンが右コーナー付近でボールをキープし、低空クロス。ＦＷフンテラールを狙ったボールはシュートされずに通過し、ゴール正面へ。ここに内田がいた。左足スライディングで確実にシュート。同点にした内田は蹴りこんだボールをすぐに拾い上げ、試合再開に走った。

　しかし、試合はその９分後に勝ち越され、格下相手に敗戦。「悔しい。ちょっともったいない気がします」と内田はうつむきながら話した。「ファルファンが右サイドで１対１。ヘルプに行こうか迷ったけど、彼なら１人で上がってくるかなと思った」とゴールシーンを解説。「もうちょっと普通のゴールが良かったけどな。最初のゴールだし。なんかダサくなかった？」と内田らしい言い回しでぼやいた。

　左ＭＦで先発した宇佐美とマッチアップ。シャルケ０４が主導権を握る時間が長く、逆に内田が攻め込む場面が多かった。「（宇佐美が）あんなに守備するとは思ってなかった。よく下がってプレスにも来ていた。守備するようにしてるんだな、と思いました」

　リーグ６試合ぶりの黒星で、連勝は３でストップ。６日にはホームで欧州ＣＬのアーセナル戦と過密日程が続く。「大会が変わる。うまく切り替えられれば」と次戦を見据えた。

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