サッカーニュースを中心としたまとめ


2012年11月06日

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日本サッカー協会は5日、W杯アジア最終予選・オマーン戦(14日、マスカット)に臨む日本代表メンバー23人を発表した。負傷離脱中のFW香川真司(マンチェスター・U)、FW宮市亮(ウィガン)が招集を見送られた一方、FW岡崎慎司(シュツットガルト)、FW宇佐美貴史(ホッフェンハイム)を選出。岡崎は9月11日のW杯アジア最終予選・イラク戦(1-0)以来、宇佐美は昨年6月のキリン杯以来の代表復帰となった。


以下、ザッケローニ監督の会見要旨

●アルベルト・ザッケローニ監督
「オマーンとの試合は我々にとって重要な一戦になる。最終予選も折り返し地点に来て、後半戦は(4試合のうち)3試合がアウェーの戦い。アウェーでいかに勝ち点を拾っていけるかにかかっている。個人的な見解では、オマーンはグループの中でも組織力に優れ、バランスの取れているチームという印象を持っている。他のチームに比べ、フィジカルはやや見劣りするが、ピッチにうまく選手を配置してくる。埼玉での試合では、引いて守るやり方をしてきたが、通常はそうせず、ボールを持ったらできるだけ保持して仕掛けてくるチーム。彼らの特長は精度の高いカウンター。バイタルエリアにどんどん人が入ってきてボールを供給し、ゴールを狙ってくる。

 グループリーグの状況は日本が1位で、2位タイでオーストラリアと一緒にオマーンが控えている。オマーンが負けたのは、埼玉での日本との試合だけだ。今度の試合は集中して挑まなければならない。向こうは午後の早い時間にキックオフを設定してきた。自分たちの土俵で試合がしたいのだろう。これまでの試合は午後の遅い時間だった。(国際Aマッチが1試合のみ組み込まれた)シングルデーの場合、調整する時間が短い。国内組は事前に準備できるが、海外組は試合の直前にしか来れない。メンバーは特に大きな変更はなく、唯一挙げるとすれば、宇佐美が入っていること。それ以外はこれまでも呼んできたメンバーで、これまでよくやってきてくれたメンバーなので、特に変える必要はなかった。当然、選手選考の作業は難しく、23人以外にも代表に値する力を持っている選手はたくさんいる」

―準備期間が短いことで気を付けることは?

「海外組に関しては、シングルデーの場合、そういう問題が出てくる。ただ、日本に戻ってくるよりも、中東での試合ということで時差の調整はそんなに苦労しないと思っている」


―長谷部がクラブで試合に出るようになったことは代表にもプラスか?

「長谷部だけでなく、他の選手も試合に出始めている。細貝やハーフナー・マイクもよく使われているし、岡崎もケガから復帰して試合に出始めている。日本人の選手が海外に行くとき、メリットもデメリットもある。メリットとしては、違った国、違ったリーグを体感することで経験がプラスされるし、国際レベルの試合に順応しやすくなる。一方でデメリットとしては、試合に出ない、使われない可能性があることが挙げられる」


―宇佐美を招集した理由は?

「チョイスに幅のあるポジションでもある。そこでは積極的に若いメンバーを呼んできた。高いクオリティーを持った選手たちで、宇佐美もその中の一人。若い選手を呼んでいるが、一番変更の多いポジションでもある。ここのパートになっている若い選手たちは高いクオリティーを持っているが、彼らの若さを有効利用できていないとも思っている。他の選手たちより成長する時間が長くあり、伸びしろも多いが、そこから飛躍的に成長する第一歩を踏み出している選手は見当たらない。もっと要求していきたいし、もっと成長してもらいたいという強い気持ちを持っている」


―香川がケガで不在だが、本田はクラブでも好調だが?

「その2人に関しては私が監督になって常に呼ばれている2人で、ほとんどレギュラーとしてプレーしている。高く評価している2人でもある。しかし、この2人がこの2年間、常にいたわけではない。それぞれがそれぞれの時期に休みを余儀なくされた。香川は(昨年1月の)アジア杯の決勝から8月までいなかったし、本田も3次予選のほとんどに出場していない。これまで彼らの代わりに入った選手がいい仕事をしてくれたことを忘れてはならない。今回、香川はいないが、そこに入る選手がやってくれるだろうと思っている。ただ、香川が最近経験していることは貴重なこと。それを超えられる選手はいないと思う。本田に関しては、時に得点することもあるし、私もそれを要求している。CSKAモスクワでも以前は少し低いポジションをやっていたが、ゴールに近いポジションでプレーしているのは喜ばしいこと」


―中東でのアウェー戦で気を付けることは?

「フィジカルコンディションも大事だし、きちんとケアしないといけないが、さらに不安を挙げるとすれば、準備期間の短さ。6月の試合は忘れないといけない。あのときは長い準備期間があり、オマーン戦、ヨルダン戦に向けてディテールを詰めることができた。今回は時間がないので、今まで積み重ねてきたものを復習して臨むしかないのかなと思っている」


―勝ち点3のための一番のポイントは?

「タレント、つまりチームとしての能力はあると思っている。それがないときはそれを埋めることのできるコンディションと、チームとしてのバランスが必要になる。サッカーは一つだけでは決定的な要素にならない。すべてが整えばという気持ちでいる。6月の試合とは変わってくる。オマーンとの新しい戦い。サッカーは毎試合毎試合、新しいストーリーがある。だからサッカーは素晴らしい。オマーンはいい状態にあると思っている。(10月16日にホームで行った)先のヨルダン戦もたくさんのサポーターが詰めかけたという情報もある。そういう相手に対し、日本は集中して臨まないといけない」


―宇佐美を含め、2列目の選手は試合ではあまり起用されず、使っても短い時間が多いが、どうすれば長い時間チャンスを与えるのか?

「成長している姿を見せてほしい。成長の証しがあれば、クラブでも出場機会は増えると思っている。宇佐美は試合に多く出ているが、大津や宮市は試合への出場機会が多くない。原口も昨年より今年の方が試合に出ていないのではないかという印象を持っている。成長している姿を見せてほしい。合宿には、彼らが高い能力を持っているんだということを分かってもらうために呼んでいた。クラブで試合に出なければ成長できないと言われるかもしれないが、クラブで試合に出られないのは、各々のクラブの監督も私と同じ思いでいるのではないか。2年前に日本に来て宇佐美を見たとき、その当時の年齢と実力のバランスを見て非常に驚いたのだが、2年がたって大きくは成長していない。システムの変わったチームでやるなど状況が変わったとはいえ、もっと成長してほしい。今、彼がやっているのは、2年前にできていたことを現在もやっているだけの状態だと思う」


―その宇佐美を今回は招集したが、何を期待して呼んだのか?

「彼の適正はセカンドトップ。サイドアタッカーというより、センターFWの近くでプレーすることで彼の良さが生きるのではないかと思っている。足元にボールがあるときは高いテクニックを持っているが、それにとどまらず、スペースで受ける、スペースに走っていくところを見せてほしい」


―フットサル代表がポルトガルと引き分けたが、コメントがあれば。
「私は11人制のスペシャリスト。フットサルの5人制のことは話してはいけないのではないかと思っている。プレーの評価は管轄外なので控えるが、ミゲル監督は素晴らしかった。簡単ではない状況で引き分けに持っていったのはひとえに素晴らしい」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121105-01109424-gekisaka-socc








 
・・・・ この記事に寄せられたコメント ・・・・


 ◇ 見るからに重苦しい中東のアウェイ戦。
    W杯への審判を下されるにふさわしい舞台だと思う。
    力強く勝ち上がっていく日本代表の姿を是非見せてほしい。

 ◇ 何よりも、勝利を期待してます!

 ◇ 宇佐美は岡崎のようにもっとスタミナをつけないと 

 ◇ アゥェーでも快勝を期待。

 ◇ ザックは、選手をよく観察している。
    若手の
選手を見たいと簡単に言っている人達がいるが、
    期待だ
けで国際試合にでれるほど甘くない。
    ザックの言うとおりで今のレギュラーを脅かすほどの若手の成長が見えない
    反対に本田、長友、香川のほうがこの2年間でプレー
    精神面で
さらに延びているし、伸びしろがあると思う

 ◇ ザックの発言は一つひとつが納得できる。
    や
はり、すごい監督だということだろう。ザックがいることで、
    アウ
ェーのオマーン戦も、なぜか、安心できる。不思議な力を持った監督だ。

 ◇ 公平なウズベク人レフリー(名前忘れた)に裁いていただきたい。

 ◇ 宇佐美は、サッカー出ているあいだは、
    考え
ながら走ってないといけないこと知ったほうがいいな
    ザッケローニ監督は、わりと会見などでは穏やかな表現を使うけど、
    オシムさんあたりに言わせたら、皮肉の雨霰を浴びせながらも召集するって感じに
    なるだろうな。

 ◇ 日本が勝利することを期待してます!

 ◇ とにかく結果がほしいよな。

 ◇ 最近の代表はメンバー発表時の在籍チーム名を見てるだけで楽しくなる
    是非試合も面白いものにしてください!!

 ◇ ハフナーは何で選ばれてんだろ。













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