ブンデスリーガは13日、第29節2日目を行い、MF清武弘嗣とMF金崎夢生の所属するニュルンベルクは敵地でバイエルンに0-4で敗れ、10試合ぶりの黒星を喫した。清武はフル出場したが、4戦連続アシストはならず。6試合連続ベンチスタートの金崎は2試合連続で出番がなかった。
前節のフランクフルト戦(1-0)で3シーズンぶりの優勝を決めたバイエルンは10日の欧州CL準々決勝第2戦・ユベントス戦も2-0で勝って準決勝進出が決定。中2日でホームに凱旋したこの日は先発8人を入れ替え、MFシュバインシュタイガー、MFミュラー、DFラームがメンバー外となり、GKノイアー、DFダンテ、DFダビド・アラバ、FWマンジュキッチもベンチからスタートした。
それでも試合は終始、バイエルンのペースで進んだ。立ち上がりから猛攻を仕掛け、ニュルンベルクを押し込むと、前半5分、MFフランク・リベリの右CKからこぼれ球をDFイェロメ・ボアテングが豪快な左足ボレーで先制点。同17分には中盤でインターセプトしたボアテングのスルーパスに反応したFWマリオ・ゴメスが左足で流し込んだ。
2-0とリードを広げたバイエルンは攻撃の手を緩めない。前半24分、右サイドから細かくパスをつなぎ、最後はFWクラウディオ・ピサロのスルーパスに抜け出したDFラフィーニャが右足で追加点を奪った。3点ビハインドとなり、防戦一方のニュルンベルク。攻撃の起点になりたい清武もなかなかいい形でボールに触れず、チャンスをつくれない。前半29分には清武が右CKを蹴ったが、DFにクリアされた。
ニュルンベルクはハーフタイムのメンバー交代で、後半開始から清武がトップ下にポジションを移す。すると開始早々の1分、清武のスルーパスに反応したMFフランツがPA内でラフィーニャに倒され、PKを獲得。ところが、MFティミー・シモンのキックはGKシュタルケが横っ飛びでかき出す。ノイアーに代わって今季2度目の先発となった第2GKの好守でニュルンベルクの反撃の意欲をそいだ。
バイエルンは後半11分、リベリの左CKをファーサイドのMFシェルダン・シャキリがトラップから左足で蹴り込み、試合を決定づけた。4-0の完封勝利で12連勝を飾り、20戦負けなし(17勝3分)。16日のDFBポカール(ドイツ国内杯)準決勝・ボルフスブルク戦に向けても弾みを付けた。
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