サッカーニュースを中心としたまとめ


2013年06月23日

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何も残せなかった。

結果にこだわった大会で3戦全敗。MF本田圭佑(CSKAモスクワ)は試合後、報道陣の取材に応じ、自分自身の課題、チームとしての課題についてとうとうと語った。


「コンパクトにできているときは日本の良さを出せるけど、間延びしたときに、どうしても個の差が出る。組織で戦えることは証明できたけど、個で試合を決定づけるプレーが少なかった」

 立ち上がりこそ前線からのプレッシャーがハマり、試合の主導権を握った。しかし、徐々にペースが落ち始めると、メキシコはボールポゼッションの中にシンプルなロングボールも織り交ぜながら日本の守備陣に圧力をかけた。全体が間延びし、中盤にスペースが空くと、日本らしいパス回しは影を潜め、逆にメキシコに流れが傾いていった。

「こっちが元気で、コンパクトに戦っているときはいいけど、間延びしたときに、こっちは3人、4人で(攻撃に)行けないのが現状」。数的優位をつくるために、サイドや後方からのサポートを待たないと決定機をつくれない日本に対し、メキシコは一人、2人の高い個人能力で確実にゴールに迫る。

「一言で言うと、個。ゴールに持っていく力という意味で、日本は横につなぐ力はあるけど、前に持っていく力はメキシコより劣っていた」。攻撃陣としての課題を挙げると、「俺はDFの個もクローズアップするべきだと思っている」と切り出し、今度は守備陣の課題に言及した。

「(最終ラインが)どうしても下がるし、向こうは蹴ったボールが(前線で)おさまる。(高い位置からのプレッシャーで)ハメて、(ロングボールを)蹴らせているつもりでも、そこをつぶせない。苦し紛れのボールなのにそうなる」

 日本の組織的な守備を無力化する個の力。それが、試合の流れを決定づけた。「DFの個というのは、体格差もあって攻撃陣の個よりも難しいのでは?」。報道陣がそう指摘すると、「そういう面で見れば難しいけど、小さい体でいい守備をしている国もある。そういう事例もある」と一蹴。そうした個の集合体がチームとなり、「格」が生まれると本田は言う。

「このレベルで、この緊張感の中でやってこそ、自然と『格』が上がっていく。自信の差が『格』になる。百戦錬磨というか、イタリアはあんなにバテていても勝つ。負けられないプライドがある。僕らは練習でやったことを100%出そうとしている。でも、勝ち方が分からない。あれだけ圧倒しても、向こうが勝つ。点が取れない。そこが『格』」

 代表チームとして公式大会に参加する機会は限られている。だからこそ、個のレベルで「もっと高いレベルのチーム、高いレベルのリーグでプレーするべきだと思う」という持論は揺るがない。そして、それは自分自身も同じだ。

「いい体勢で、いい条件下でボールを持てば、やれるシチュエーションもあった。それを90分やるのが超一流。そこは僕の課題」。0-3の完敗を喫したブラジル戦でも、前を向いて仕掛けたときにはチャンスをつくれた。しかし、その回数が少ない。「現状は8割、9割? もっと低い。8割、9割できれば、合格点だと思う」と言い切る。

「個人的にはシンプルで、どういうチームに行こうが、(CSKAモスクワに)半年、残留しようが、やることは分かっている。相手も必ず間延びする時間はある。そうなったときに役割を果たせなかった。でも、果たせている時間もあった。もっと死ぬ気で、覚悟を持って取り組む必要がある」

 今夏、セリエAのミランが本田の獲得に乗り出すと現地紙で大々的に報じられるなど、その去就に注目が集まっている。ビッグクラブへの移籍――。それは本田自身が何年もの間、待ち望んできたことだ。「ビッグクラブに行けば、あと1年で少しは成長できるか?」。そう聞かれると、「少しじゃない。計り知れない成長が待っている」と強調した。「僕は環境先行型。今までもそうだった。そのステップに行けるかどうかは分からないけど、チャンスがあると思って8月まで待ちます」。1年後のブラジルW杯で借りを返すために。本田はさらなる飛躍の時を待っている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130623-01120708-gekisaka-socc





1 :SAMURAI footballers がお送りします 

  • 「勝ち癖」をつけたいね。
    些細なことのようだけど、結構大きいと思ったよ。


2 :SAMURAI footballers がお送りします 

  • 勝ち方がわからない
    たしかに一視聴者の俺もそう感じた


3 :SAMURAI footballers がお送りします 

  • ヨーロッパ、南米らに劣る個人技のカバーは運動量で多少補える

    戦術的な部分では3 4 3とは言わないが、システムを増やすなり
    試合の状況によって対応する手段が必要だと思う

    強豪国は選手交替で流れを変えるキーマン、スーパーサブが存在するかもしれないけど
    今の日本にはそこまでの力、監督の采配はない


4 :SAMURAI footballers がお送りします 

  • メキシコ強いから妥当な結果だろ
    現実見せられて逆によかったんじゃないか?メディアもサポーターもアジアでは上でも世界ならまだまだ日本は格下ってことだ。
    メキシコなら勝てるみたいな雰囲気あったがメディアはなぜメキシコを下に見たんだ?


5 :SAMURAI footballers がお送りします 

  • うん。いい言葉だね本田さん
    しっかり身体を作り直してコンディション上げてってくれ
    ロシア杯からここまで、大変だったろう
    酷使したザッケローニへの恨み言もあるだろうが、そこは男として閉まっておこう


6 :SAMURAI footballers がお送りします 

  • 確かに勝ち癖つけたいな~


7 :SAMURAI footballers がお送りします 

  • 本田が精神的に立ち直れてなさすぎてビックリした。
    W杯本番でもし初戦負けたらどうようの抜け殻のようなプレーをするのだろうか?
    代わりにケンゴウをスタメンにしても良かったと思う
    ここまで走れない、競り勝てない選手を使い続けるザッケローニとは?
    もちろんマークが厳しく、ボールもらったら3人ぐらいで囲まれてたってこともあるけど。


8 :SAMURAI footballers がお送りします 

  • この人、頭賢いよね。


9 :SAMURAI footballers がお送りします 

  • しっかりとした考え方を持った選手ですね。
    いつもながら感心します。
    イタリアに行けるといいね。


10 :SAMURAI footballers がお送りします 

  • 私だって、今日の本田の出来には満足はいかないけど、
    サポーターは本田を信じる必要がある。
    本田以外に代表を託せる人がいますか?
    信じるのもサポーターの役目ですよ。


11 :SAMURAI footballers がお送りします 

  • あと一年でどこまで強くなれるかなぁ。
    組み合わせ次第では、グループリーグ突破も厳しいだろうな。


12 :SAMURAI footballers がお送りします 

  • 本田ひとりに責任は負わせられない。 
    個の力不足。 狭いスペースでも確実にボールを回せる技術、一瞬でウラをとれる技術、全ての面で上位国を超えられない現実がある。












この記事へのコメント

コメント一覧

    • 1. さすらいのSAMURAI footballer さん
    • 2013年06月23日 17:51
    •  ID:GukM.LCB0
    • 2点目は遠藤が容易くヘッドをさせたのも少し原因あるのでは?
      それとフジテレビのあの解説はなに。
      なんかネガティブすぎるし、聞いてて不安になる。ペンのカチカチって音もうるさいし。
      そういう所から悪い気ってのは出てくるよな。スポーツはテレ朝とNHKに担当してもらいたいわ。
    • 2. さすらいのSAMURAI footballer さん
    • 2013年06月23日 19:12
    •  ID:vuzB1PkO0
    • アジアレベルだと本田にボール入れれば2,3人ぐらい本田についてもキープできるけどある程度フィジカル強い中南米系の選手相手だと本田でも2人以上はキツイよな
    • 3. さすらいのSAMURAI footballer さん
    • 2013年06月23日 21:29
    •  ID:CHADOn800
    • ボールを前に持っていける選手
      前線のチェイスに連動して後ろで長いパスを狩れる選手

      コンタクトぬるくて体の薄いJレベルならともかく、
      メキシコ人相手にそれができる日本人とかいないしな
      結局は「やってるサッカーがおかしい」という着地点に行き着く
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