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日本代表のグループリーグ初戦の相手はコートジボワールだ。個の力に秀でるアフリカの雄に対し、日本はどう戦うべきなのか。元日本代表監督で、かつてはコートジボワールやナイジェリア、南アフリカの代表監督を歴任したアフリカ事情に明るいフィリップ・トルシエ氏に、コートジボワール攻略法を訊いた

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140609-00010002-sdigestw-socc

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組織の機能性は低い


 コートジボワールは個人でプレーしたがる選手の集団で、組織力や一体感に欠けて「チーム」という感じではない。どの選手も1対1が好きで自分でボールを持ちたがり、自分で突破し、自分で動きたがる。個は強いが気分に左右されやすく、雰囲気が悪ければ機能しない面が強い。国の支援体制がない点も日本とは大きく異なる。

 スロースターターの傾向が強く、大会初戦での対戦は日本に有利だ。逆に言えば、ムードが良ければどんどん攻撃を繰り出してくる。きっかけを与えて自信を持たせ、乗せないことが重要だ。

カルー、ジェルビーニョを含む2列目の3人と、ドログバの関係は決して良くない。そのため、先発はドログバではなく、空中戦に強く、イングランドで激しいプレーに慣れているボニの可能性が高い。3月のベルギー戦では、ドログバは後半からの出場で良いプレーを見せていたので、ラムシ監督は同じように試合途中で起用してくるだろう。

 一方で控えに厚みがなく、実質的な戦力としては12~14人ほどだ。組織的な機能性が低いので、ボールを持ってもパスの失敗が多い。日本はそこで奪って素早く展開すれば、効果的なカウンターを仕掛けられる。相手の自信を打ち砕いて勝機に結び付けたい。




必ずシュートでプレーを終わらせることが重要


相手GKはあまり巧くないので、初戦で綻びを見せる可能性がある。そもそも、コートジボワールには守備的なディシプリンはなく、ディフェンスはずぼらな面がある。とはいえ、気分ひとつで豹変するので、油断は禁物だ。コートジボワールも3大会連続出場と意気込みも強いうえ、日本を恐れるような性質ではない。

 特に、彼らの高い身体能力による動きや激しい当たりは要注意で、試合開始から日本は心して臨む必要がある。日本の強みである組織力や一体感を存分に活かしてプレーし、立ち上がりで気後れせず、リアクションプレーに走らないことだ



日本代表のキープレーヤー

 
守備では、試合開始から相手にプレッシャーをかけて、トゥーレ・ヤヤ、カルー、ジェルビーニョの3人をしっかり抑えなくてはならない。特にSBと中盤の底に強力な守備力が欲しい。酒井高を右(原稿執筆時点では負傷の程度は分からず)、長友を左に置いて、可能ならばボランチに長谷部と、昨秋のベルギー戦で素晴らしいプレーを見せた山口を置く。長谷部はリーグ戦最終節にフル出場してようやく負傷から復帰した。今後の回復次第だが、彼の経験と強さは必要だ。

 攻撃の鍵を握るのは香川、本田、岡崎の3人。コートジボワールの攻撃トリオに匹敵する存在だ。香川と本田は精神面でも士気を高める存在であり、岡崎の得点力はチームへ大きな影響力を与える。彼らに柿谷を合わせるか大迫を合わせるか。

 


日本代表のスタメン


 いくつかの組み合わせが考えられるが、いずれもコートジボワール戦が局面での激しい戦いとなる点を十分考慮し、相手と闘い、かつ素早いショートパスで組み立てをできる者が先発の条件になる。だが、相手が激しく出てくる分、日本がFKを得る機会は増え、FKが貴重な得点源になるだろう。本田や遠藤はキックの精度が高いので積極的に狙いたい。




ドログバ / ヤヤ・トゥーレ / ジェルビーニョ   プレー動画