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スペインメディア 「立派な試合以上のものをした」 

「レシフェには、わずかに雨が降っており、日本はビニール傘とシューズで雨に濡れることを恐れずに散歩をしていた。そこに台風がやってきた。台風の名はドログバと言った」。

これは、日本対コートジボワール戦を終えた後のスペインのスポーツ紙、アス紙の書き出しだ。


http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140616-00010014-footballc-socc

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「日本は立派な試合以上のものをしたし、それは結果以上に価値のあることだ」と。これは一つの真実かもしれないが、同じ結果を自国代表が手にした時、決して同じことが書かれることはないだろう。

 結果が伴わなければ、「立派な試合」をしたとはいえない。そして、それがW杯なら、なおさらだ。

 とはいえ以前、日本代表がスペインの関心を惹くことなどは、全くなかった。それでも、前回のW杯、昨年のコンフェデレーション杯での活躍は高く評価され、ここまで来たのだ。

 加えて、日本代表の主軸が現在は欧州でプレーしているため、長友、長谷部、本田、香川などは、サムライブルーに興味のない一般のサッカーファンにも、十分名前が知られている。  

 実際、試合後にスペインのサイトに書き込まれた批評には「サイアクカガワ」、「ドルトムンドを出たのが失敗だった」、「ピッチでの存在感ゼロ」など、厳しい声が飛んだ。

 


香川へのバッシングは期待の裏返し 


こういった批判は額面通り受け取ってはならない。サッカー文化が定着している国で活躍できなかったことを非難されているのは、活躍できる選手だと根本で評価されている証明であり、香川が責められるのは期待の裏返しなのだ。

つまり、バッシングされない香川以外の選手は、ほとんど期待されていないに等しいと言ってもいい。「時速100キロのゴールを決めた」とエル・ムンド紙にも報じられた本田は試合に貢献したので話は別だが、その本田のゴールも結果的には助けにならなかった。

、報道局は本田がゴールを決めるまで、「日本は試合をコントロールしている」、「非常によくオーガナイズできている」、「日本の最近の成長ぶりは目覚ましい」、「昨年のコンフェデレーション杯にしても、ベスト8でスペインと対戦しなかったのは、唯一PK戦が阻んだだけではないか」などと賞賛していた。

技術的には優れている、ボールタッチもうまい、優秀な選手が揃っている、アフリカ代表のフィジカルにテクニックで応え、試合を支配している…。

 そしてそういった賞賛の後に「だが、勝てない」と続く。4年前と変わらない。

 日本は支配したが、負けた。一言で言えば、「日本代表にはドログバがいない」。これが第一戦を終えた日本代表に与えられたジャッジだった。



イタリアメディアの報道の中心はコートジボワール
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140616-00010015-footballc-socc 
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「ドログバ、笑顔はほろ苦く『ベンチスタートにはがっかりした』」
(ガゼッタ・デッロ・スポルト)

「ジェルビーニョ、エレファンツは新たなリーダーを得た」
(コリエレ・デッロ・スポルト)

ドログバの知名度は世界的であり、過去ミランやユベントス移籍の噂も登っていた(ユーベについては今夏移籍の報道も出ている)。そしてコリエレ・デッロ・スポルトが逆転ゴールを決めたジェルビーニョを主役としてクローズアップしたのは、同紙がローマに本拠を置くからだ。

 仕方のないところではあるが、もしこれが勝っていたならば、先制点を挙げたミランの本田やそれをアシストしたインテルの長友が大きく扱われたことだろう。ただイタリア人監督のザッケローニについては、両紙ともにコメントを紹介。

 そしてガゼッタ・デッロ・スポルトは、「サムライは敗退の危機に直面することになった。もしそうなれば、監督のポストが対価となる恐れがある」と代表監督の更迭にまで言及していた。




両紙とも最高点は本田。最低点は香川


前半については「最終ラインは機能している。全体にコンパクトな3ラインを敷かせ、圧力のあるFWを擁する相手に対しても良くラインを上げられているものだ」と褒めていた。

 ただ、ドログバがいなかった時点から「CB陣がFWの突進に対し、フィジカルコンタクトに怯み対処が遅くなっているシーンも目立つ。こういうところから綻びは起こる」と予言めいた指摘をしていた。

ガゼッタ、コリエレ両紙による日本の全選手の評点を紹介する。

【ガゼッタ・デッロ・スポルト】
川島5.5、内田6、森重5、吉田4.5、長友6、山口6、長谷部5.5(遠藤5)、岡崎5.5、本田6.5、香川4.5(柿谷・評点なし)、大迫5(大久保5)、ザッケローニ5

【コリエレ・デッロ・スポルト】
川島5.5、内田7、吉田6、森重5.5、長友6、長谷部6.5(遠藤5)、山口6、岡崎6、本田7、香川5(柿谷・評点なし)、大迫6(大久保5.5)、ザッケローニ6




フランスメディア、本田を「宝石」と絶賛
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140616-00010008-footballc-socc 
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フランスでの日本対コートジボワール戦の反応は、どのメディアもほぼ共通している。

『先制点を挙げた日本が最初の一時間は主導権を握り、コートジボワールは決定機を見つけられずにいたが、後半62分のドログバの投入で一気に流れが変わり、2分の間の2ゴールで局面をひっくり返した』

『62分にドログバが投入されてフィジカル面がさらにパワーアップしたコートジボワール勢は、自分たちより体が大きく、強靭で、おそらく多くの部分においてタレントが優る面々を必死に抑えてきた日本勢を打ちのめした。日本はその後、エレファンツに容易にチャンスを与え、自軍は決定力にも乏しかった』と書いている。先制点は決めたが、日本はアップアップだった、という見解だ。

 実際、試合を見ていてもそのような印象はあった。

 ボールポゼッションが58%対42%、シュート数19対7という数字が示すように、本田の先制点、その後、GKに阻まれた内田の20分のシュート、この後くらいからは、攻めるコートジボワールを日本が受ける展開で、いつ同点に返されるのかとヒヤヒヤしながら見続けなければならなかった。




似たようなアクションの2連発は珍しい



レキップ紙は『日本はよくオーガナイズされ、本田の左足は何度かエレファンツのディフェンスを動揺させた』と前半戦の日本のプレー内容、とくに本田については「bijou」、宝石のような、と評価している。

 だが、『1時間ものあいだ、コートジボワールはチャンスを結果に結びつけられない苦しい時間が続いたが、「2分間」がすべてをひっくり返した。似たようなアクションの2連発は珍しい』とも書いている。

 64分のボニーとシュートも、66分のジェルビーニョの2点目も、右サイドバック、オーリエのロングクロスからのヘディングシュートだ。トゥールーズ所属のオーリエは、今季リーグ1では6得点6アシストという数字を挙げ、今シーズンの採点平均でも、各紙でDFランキング首位に立つ「乗ってる男」。

フランスで試合をライブ中継したBeinスポーツの解説者は、「ドログバが投入されたあと、吉田と森重がドログバのカバーに意識をとられすぎて、ボニーやジュニーニョをよりフリーにしてしまった」とピンポイントで指摘。

 日本チームの反省点としては「テクニックで優るという部分をゲームの中で生かしきれていなかった。自分たちの強味をもっと有利に使って戦うべきでは」と課題を挙げた。

スタジオに来ていたゲスト解説者は元ポルトガル代表のペドロ・パウレタ。

「ドログバが投入されてから、チーム全体が変わった。フィジカル面でもより良さが引き出された」とドログバの威力を評価したかつてのリーグ1得点王は、「右足でコントロールしてから、得意な左足に切り替えてのシュート。彼のテクニックの確かさを見せつけた場面だった」とアタッカー目線から本田のシュートについては高く評価していた。