サッカーW杯ブラジル大会の1次リーグが終了。北中南米勢8チームが決勝トーナメントに進出した一方で、アジアは4チームがすべて敗退し、明暗がくっきり分かれた。全48試合をデータから振り返る。
http://brazil2014.headlines.yahoo.co.jp/wc2014/hl?a=20140628-00000080-spnannex-socc
◆大陸別成績
決勝トーナメント進出国は南米5と欧州6は前回と変わらなかったが、欧州は2大会連続で半数以上が1次リーグで敗退。アジアは出場4カ国全てが1次リーグ敗退し、それも全12試合で1勝もできず、大陸別で未勝利は初めてだ(98年以降)。アジアの16強2減は北中米とアフリカがそれぞれ1増。特に北中米は決勝Tへ初の3カ国が進出した。
◆ゴール数
ここまで計136点で、1試合平均は2・83点。前回大会の101点(1試合平均2・10点)を大きく上回った。出場32カ国となった98年大会以降で最多だった02年の130点(同2・71点)も上回った。
◆逆転試合
開幕戦でブラジルが逆転勝ち、日本がコートジボワールに逆転負けするなど、初戦16試合が終わった時点では6試合もあった逆転試合だったが、2戦目では2試合、3戦目ではついに1試合もなかった。
◆距離とパス
FIFA公式サイトによると、1次リーグ3試合の走行距離の合計はオーストラリアが354・3キロで最長。日本は32カ国中20位の317・5キロ(前回は331・45キロで2位)。パス成功数は1274本で同10位(前回は709本で31位)。C組4カ国では走行距離、パス成功数とも最高だったが、結果は逆の最下位だった。
スペインの敗退に見る世界のトレンドの移行
http://brazil2014.headlines.yahoo.co.jp/wc2014/hl?a=20140627-00000108-sph-socc
今大会のサプライズと言えば、前回王者、スペインの1次L敗退だろう。細かくパスをつないでボール支配率を高めるスペインは1次リーグB組で初戦のオランダ戦で57%、第2戦のチリ戦で56%、第3戦のオーストラリア戦で55%とボール支配率で相手を圧倒しながらも1勝2敗の3位で大会を後にした。そこには今大会の得点シーンを見てもわかるように明らかな世界のサッカーのトレンドの変化がある。
今大会のトレンドはボールを奪ってから、縦に速い展開。フランスがホンジュラス戦で見せた3点目のバルブエナのゴールシーンがその象徴的な例だろう。相手CKから約15秒でゴールが生まれた。2010年南アフリカ大会のようにボール支配率が高いチームがほとんど勝ってきたような展開になっていない。
フランス vs ホンジュラス戦
1次リーグの48試合で勝敗がついた39試合を見ると、ボール支配率で上回ったチームが勝ったのが21、下のチームが18ある。ボールを支配したチームが勝ったのが、53・85%しかない。支配されたチームは46・15%もある。この数字が高いかどうかは4年前と比較すればわかる。
2010年は大会を通して勝敗がついた48試合(PK戦は除く)のうち29試合がボール支配率が高いチームが勝った。割合でいくと60・42%だ。また、50%で勝ったチームが5チームあるため、支配率で下回ったチームが勝ったのは14。わずかに29・17%だった。
勝ったチームのボール支配率の平均を見ると、2010年は52・44%、今大会は50・92%。日本と同じ1次L・C組で首位突破したコロンビアは46%、45%、44%といずれもボールを支配された試合ばかりだが、3戦全勝。前回大会とは異なる新たなトレンドが生まれつつある。
この記事へのコメント
コメント一覧
相手が揃う前にシンプルに一、二度繋いで決める
セットプレー以外はBOX内で時間をかけない
今のドイツが模範的って感じ
つまり、これでいいのかポゼッション一択しかない日本の育成と言いたくなる…この先NEW香川やNEW清武が大量生産されると思うが、大丈夫なんすかね。。。
攻撃的サッカーをするにも中盤・前線がお留守でも守り切れる守備ライン構築しないとダメだなって痛感した
今大会で流行してる3バック(5バック)はセンターバック一人がチェックしていくから引いても攻めててもバイタルエリアのケアがすごい楽そうだったな
ただ個で打開できる3トップが必須だな
Jリーグ3連覇したオリヴェイラのサッカーは
・FWからのハイプレス・ショートカウンター
・奪われてからの素早い攻守の切り替え
・戦況に応じたサッカー。守勢においては相手に持たせて粘り強く弾き返す
まさにこれだった。その後の優勝クラブも基本的にこれだったと思う。
日本代表の「攻撃サッカー」「自分たちのサッカーを貫く」は真逆でそれが本番で脆かったのも道理だと思う。
またハラヒロミの最近のコメント聞くとそれが続くのかなとも。
縦に早いサッカーなら大迫香川岡崎が活きるし
あとはドリブル突破出来るやつ欲しいけど宇佐美ってもう無理なん?まだ走らないの?
カウンターサッカーに夢持つのは馬鹿としか言いようがないな
だからザックはポゼッションしか選択肢なかったっつーのに
分からん子達だな君らは
モウリーニョの哲学とも違うし
守備はわからん。
こういうニワカが本当に痛々しい 人間として生きている意味がない
良かった。少しは話がわかる人がいて(笑)
結局、人材がいないことにはその戦術は無理なんだよね。前線には少ない人数で攻められるタレントが必要。さらに言うとCBである程度高さと速さを兼ね備えた奴が出てこない限り、ショートカウンターは難しいね。やるなら南アの時みたいなロングカウンターしかできない。
何で国によってスタイルが違うかっていうと、クラブみたいに欲しい人材を外から取ってこれないから。基本的にある程度人材って固定されちゃうんだよね、人種的な理由だったり、文化的な理由だったりで。だからその国の人材に適したスタイルっていうのが受け継がれてきてるんだよ。
そんで日本でショートカウンターに適した人材はなかなか難しいだろうね。攻守の両面において1対1の強さを要求されるからね。
俺はCBの弱さを補うために今のポゼッションっていうのは間違ってないと思うよ。ポゼッションって攻撃だけの戦術じゃないから。とにかく守備する機会を減らして失点の可能性を出来るだけ下げるっていうのは正しい。
どうせトレンドなんてぐるぐる入れ替わるんだから、それに合わせて向いてない戦術をわざわざ取り入れる必要なんかないと思うけどね。
理由があって反対するならわかるけど、世界のトレンドに反するからといって今の戦術に反対するやつはただのアホ。戦術のことなんてこれっぽっちもわかってない。
戦術について語れないお前の方がよっぽどにわかだろwww
バルサ以下の日本がポゼッションしたらボコボコにされるのは当然の論理的帰結
ここで攻撃サッカーとか念仏を唱える奴はかなり素性が怪しい
例えば日本サッカー協会に関わる関係者か何かか隣国の奴か戦術論がwからない単なる馬鹿
ポゼッション率も低かったです
何故なら純粋に下手だからです
下手くそがポゼッションしたらコロンビア戦みたいに餌食になるだけです
強い国は前線の選手の質が良く、個人技で打開できるから、人数をかける必要がない。アルゼンチン・ブラジルなんかが顕著。ただしドイツはなんでもできる印象かな
トランジション突き詰めてショートカウンターなら相手が陣形揃ってなければ、走力生かして数でいける。
せもポゼッションは相手の陣形揃ってるのが前提だし、それを単純にパスだけで攻略するのは難しすぎる。
だからメッシやイニエスタ、ビジャが必要だったわけで
そもそもザックがポゼッションを選んだのもありますが、選ばざるを得なかったんだとも考えられます
アジア杯やアジア予選では基本的には格下が多い中、確実に引いて守ってくるので、どうしてもボールを持つ時間帯が増える
結局3年間突き詰めてきたものを最後の1年間で完全に方向転換しないといけない
二段階加速せなあかんのは辛いですね
遠藤長谷部本田がザックに直接ラインを上げてポゼッションしたいって言ったんだよ
セルビアに負けて大問題になったんだけど結局DF陣の意見が通らなかったんだよ
最後まで抵抗してたのは内田だけで内田だけが自分たちのサッカー教に入信せずにこうなることをわかってたんだ
あと吉田も内心嫌だったと思うよ
遠藤長谷部本田の件はホンマですか?
それで監督が戦術変えるなんてあるんですか?
日本は根本的に弱い。その事実を謙虚に認めろよ。
何でもかんでもトレンドのせいにするな。
今大会で駄目だったレギュラー格の選手を当落線上の選手へと格下げして競争をさせろ。
そして入れ替えを進めてチームを漸進的に強化しろ。
その上でアジアカップを前より良いサッカーをして……韓国にもOZにも90分で勝利して、連覇しろ。
直近に達成するべきことはそれだけだ。
日本代表がどうだったのかは知らんけど、選手が監督よりも権力持っててスタメンまで決めてたケースってけっこうあるみたいだよ
あと※25の話はよく出てるけど、ソースはみたことがない
あると思うけど国のカラーっていうのがある程度固まっている
チームなんじゃないの?
日本なら、そのカラーっていうのはもちろんJリーグでおなじみの
戦術になると思うんだけど、ほぼ真逆のことを代表でやろうとしてる
からこけてるんじゃない?
代表チームなんて時間ないのに1から戦術叩き込んでる暇なんて
ないし。
あとしいて言うなら「トップ下」「ボランチ」の名称の撤廃じゃない?
セントラルMFはドイツあたりから全然ろくな選手出てきてないわけだし、
トップ下なんて量産したところで海外行っても通用しないし、そもそもそんなポジションないチームだって少なくないわけで。
技術とか戦術とかトレンド語ってる奴って何見てたんだ?www
サムライwwwwは敵前逃亡したんだよ。戦ってすらいなかったんだ。
一部の例外的な選手を除いてザックジャパンは史上最低の臆病ジャパンだった事実を認めろよ。
ナスリを外したフランスは勝ち進んでバロテッリを呼んだイタリアは敗退した。WCという特殊な状況で戦えない選手は要らない。呼んではいけない。
勿論すぐに切り捨てるのではなくナスリのようにギリギリまで成長を待つ寛容さは必要だが。
2010の敗退を受けて2014のフランスがあるように2018の日本もそれを見習う必要があるという話だ。
トレンドがどうとか……それって結局「WCで優勝するのはどんなサッカーか?」って話じゃん、日本には関係ないだろヴォケ。
そういう夢みたいなフワフワした話ばかりしてないで地に足を着けた現実的な話をしろよ。クロップがどうとか言ってるバカどもは。クソが。
気持ちが試合に入れてたのか甚だ疑問
場違い感が半端なかったわ
いやポゼッションで行き詰まったときに必要なのはCFじゃないでしょ。自分でもメッシとかイニエスタとか言ってんじゃん(苦笑)
ポゼッションに1番必要なのは連係とバランス。元々は堅い守備ブロックを崩す戦術だからね。あといたら助かるのが2~3人に囲まれてもキープできる選手。
だからショートカウンターに比べれば日本には向いてると思うんだよ。
今回やってたのはペナルティアーク付近のパス回しで相手守備を翻弄して隙間を狙おうてやつで、ブラジルではそこでの連携が今一つだった。
だとすると問題はコンディションの悪さからくる判断力の遅さか。
ポカール決勝でまた新しいフォメでドルトムントの戦術を消して勝ったから
あの禿がまたなんかやる可能性がみえて、このカウンター絶賛タイムも長くないんじゃないかと思った
つかそん時やった1トップロッベンってオランダ代表の2トップロッベンに繋がってるかもな。ペップとファンハールだし
微妙に誤解があるみたいだけど、ポゼッションはボールを失わないようにDFラインを押し上げて、前線までの距離をコンパクトにして、そのことで選手間の距離を短くして、ショートパスを中心にして崩す戦術。
細かくボールを動かしたり、ポジションチェンジを繰り返すことで、相手の守備を崩すんだけど、カウンターとかに比べたら時間はかかるね。
相手を動かしてスペース作ったりはたしかにするんだけど、別に勝ってるときだけの戦術ではないかな。むしろ勝ってるときはしっかり守ってカウンターってチームの方が多いと俺は思うんだけど、どうだろうか。
後半部分にはだいたい同意。「ペナルティアーク付近~」っていうのはポゼッションをやるチームの1つの狙いなんだよね。
今回の日本代表はポゼッション率を高めてそれをやりたかったんだろうけど、DFラインから前線までが間延びして選手間の距離が広がってた印象。だから連携がいまいちだったし、ポゼッションができなかったのかなーと。コンディションからくる判断の遅さもあるかもしれないね。
個人的には選択肢が少なくなってたのかなと思う。つまり、いつもなら2~3人パスする先があるのに、選手間の距離が広かったから出しどころがなくてロストしてるように見えた。
ブラジルやドイツやアルゼンチンはともかく、前評判高くなかったオランダとフランスへの鞍替えニワカが民放で急増中