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ビザの更新の日だった。私事で恐縮だが、9月4日、滞在許可の延長申請で外国人局に出向いた。ドイツ人の担当官はこちらの職業を知ってか、途中で手を休めて、ふと呟いた。

「…そう言えば、マンチェスターからドルトムントに、誰か日本人が戻ってきたよな。シン…カガ…名前は何だっけ?」

 8月31日にボルシア・ドルトムントが公式HPで香川真司のマンチェスター・ユナイテッドからの復帰を発表してからと言うものの、連日メディアの中に「Kagawa」の文字を見ない日はない。

 より正確に言えば、香川の移籍がドルトムントから正式に発表される数日前から、「Kagawa」の文字が大衆紙ビルトなどで多かれ少なかれ紙面に浮かび上がるようになった。

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140905-00010008-footballc-socc

 

3日付のスポーツ専門誌シュポルトビルトの表紙を飾ったのは香川真司である。4日付のキッカー誌では、アルゼンチン代表とのテストマッチでドイツ代表の敗戦を伝える一面には、大きくはないが「Kagawa」の文字と黄色いユニフォームを手に持つ香川の写真が掲載された。

 また4日付のルール地方の地元紙レヴィア・シュポルトの一面には、トレーニング中のイルカイ・ギュンドアンの姿と「BVB:イルカイ・ギュンドアン、彼の旧知の隣人シンジ・カガワについて」の文字が踊っている。

 期限が閉じる寸前にはシャビ・アロンソのレアル・マドリーからバイエルン・ミュンヘンへの電撃的な移籍もあったが、今夏の移籍市場では、香川の帰還がドイツ国内で最も大きなインパクトを残したと言っても過言ではない。ここ数日の間に、誰もがどこかで一度は「Kagawa」の名を目にしたはずだ。




「マンチェスターで長く望んだスポーツの評価と尊敬を得る」


4日付のキッカー誌は「カガワ・フィーバーの中のドルトムント」という見出しの大きな記事を掲載した。キッカー誌は「チームメイトとファンは彼の帰還を喜んでいる。日本人シンジ・カガワ(25)の心に向けた優しい言葉がここにある」とした。

 ドルトムント所属のセバスチャン・ケールは「彼は満面の笑みだったよ」とキッカー誌に語った。さらにケールは香川について「素晴らしい見通しを持つことで、さらなる浅はかな未来から彼は解放されたんだ。我々の傍で、シンジはマンチェスターで長く望んだスポーツの評価と尊敬を得るよ」と述べている。

 またキッカー誌は「ロイス、ムヒタリヤン、オーバメヤン、ブワシュチコフスキ、インモービレ、ラモスとともにカガワはオフェンスを完全にする。ヨーロッパでもめったに現存しないクオリティーを自身で示す」としている。

「クロップは今はもう、ロイスとカガワの特別な才能がベストの可能性で巡り合う適切なシステムを見つけねばならないに過ぎない」と記して、ドルトムントの攻撃陣に組み込まれる香川に高い期待を寄せている。

 


「彼の帰還はファンにとっては素晴らしい出来事」


 同様の論調は4日付のレヴィア・シュポルト誌でも見受けられる。「カガワはBVBのオフェンスの中心の構成部分にならなければならない。そしてカガワは正真正銘の希望の星とでも呼ぶべき人物である」として、ドルトムントが位置するルール地方の地元誌も香川に寄せる期待は高い。

 レヴィア・シュポルトは香川が再加入したドルトムントの予想布陣を、【GK】バイデンフェラー、【DF】は右SBピシュチェク、CBにソクラティスとフンメルス、左SBシュメルツァー、【MF】はボランチにベンダーとムヒタリヤン、2列目が右にオーバメヤン、左がロイス、トップ下に香川、そして【FW】はワントップにインモービレの4-2-3-1とした。

 同誌内にはドルトムントに所属するイルカイ・ギュンドアンのインタビューが掲載されている。

 香川と旧知のギュンドアンは「シンジはドルトムントで、そのフットボールのプレー・スタイルで多くの人々を感激させた。彼の帰還はファンにとっては素晴らしい出来事で、僕たちにとっては間違いなく強化になるね」と、こちらも優しい言葉を残した。


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