【ドーハ大島祥平】
サッカー男子のリオデジャネイロ五輪アジア最終予選を兼ねるＵ２３（２３歳以下） 

アジア選手権（１２日開幕）に臨む日本代表は１１日午前、冒頭以外を非公開にして練習。 
午後は試合会場での公式練習で冒頭以外を非公開にして調整した。１次リーグＢ組の日本は１３日の初戦で北朝鮮と対戦する。 

　◇連係面も「問題ない」 

　得点力不足が課題の日本に、久々に合流したＭＦ南野拓実（ザルツブルク）が大きな刺激を与えている。 チームには昨年３月末の１次予選以来約９カ月ぶりの合流だが、６日にあったシリアとの練習試合で２得点を挙げて２－１の勝利に導いた。フル代表にも選出されている２０歳は「五輪出場しか考えていない」と力強い。 

　鋭いドリブルに高い決定力。日本代表のハリルホジッチ監督も「爆発的なスピードがあり、正確にプレーするゴールゲッター。非常に有望」と期待をかけて招集している逸材は昨年１月にセ大阪から移籍し、今季はオーストリア１部リーグ１９試合で７得点と好調。心身ともに充実し、「シュートの意識や激しいプレス、タックルという環境の中で『慣れ』という部分は向上している。 そういうところで日々やっているので」と涼しげな顔だ。 

　昨年１２月の中東遠征で今大会にも出場するイエメン、ウズベキスタンに無得点に終わった日本にとって、切り札となる存在が増えたことは頼もしい。久しぶりの合流で懸念された連係面も「練習試合でも思ったよりスムーズに、いつも通りの感覚で入れた。問題ない」と自信を見せる。【大島祥平】 

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