シティ、CLベスト8に大きく前進 敵地でディナモ・キエフに3-1
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24日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦ファーストレグ、ディナモ・キエフ対マンチェスター・シティの一戦は、3−1でアウェーのシティが勝利を収めた。
FAカップを“捨てた”シティは、フレッシュなメンバーを先発に並べた。開始4分、セットプレーからヤルモレンコにシュートを許して、不安な立ち上がりになるかと思われたが、ゲームを支配していく。
15分には先制点が決まる。左からのCKをシルバがファーへ蹴ると、ヤヤ・トゥーレが競り勝って折り返す。このボールをアグエロが胸で持ち出し、右足のボレーでゴールネットを揺らした。
アグエロの豪快な一撃でマンチェスター・シティがAwayゴールゲット pic.twitter.com/vYt4aOCI3n
— ELPAYASO【エルパジャッソ】 (@foot280415) 2016年2月24日
シティは早い時間にアウェーゴールを挙げたことで、リスクを冒さない戦いを目指す。ディナモ・キエフにある程度ボールを持たせ、ボールを奪ってからの速攻で追加点を狙う。
すると、40分には待望の2点目が決まった。ペナルティーエリア左でボールを持ったアグエロは中をうかがいながら、足の裏で外へ。追い越したスターリングが受けてクロスを入れると、グラウンダーのボールにファーでシルバが合わせた。その2分後に訪れた決定機はアグエロが外してしまうものの、シティは良い形で前半を終える。
アグエロ、スターリング、シルバの3人で崩して貴重なAwayゴール2つ目ゲット pic.twitter.com/fCDRHIuCGK
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しかし、後半になってディナモ・キエフが目を覚ました。31分にミゲル・ベロゾを投入していたディナモ・キエフは、後半のスタートからさらにジュニオール・モラエスを入れる。52分には、ヤルモレンコが右サイドからカットインして、左足で惜しいシュートを放った。
ディナモ・キエフは、この流れのうちに1点を返す。59分、ペナルティーエリア内に入れたボールをオタメンディに跳ね返されると、このボールを狙っていたブヤルスキがペナルティーエリア手前でシュート。これがオタメンディに当たってコースが変わり、ゴール左に決まる。
ブヤルスキーのゴールでディナモ・キエフが1点返す pic.twitter.com/NgxwlvMXSZ
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だが、66分にダニーロ・シウバが負傷し、ディナモ・キエフはアクシデントで最後の交代枠を使うことになった。
終盤は再びシティが前に出るが、ディナモ・キエフも積極的に同点弾を狙い、どちらにも好機があった。その中でも特に決定的だったのは、82分のシティ。ペナルティーエリア左からスターリングがクロスを入れると、ゴール前でフリーのY・トゥーレがシュート。だが、このヘディングシュートはわずかに枠の外。リードを広げることはできない。
それでも、Y・トゥーレはこの試合のうちに汚名返上に成功する。89分、右サイドでパスを受けたY・トゥーレは、フェルナンジーニョに当ててワンツーで中へ侵入。ペナルティーエリア手前から左足でシュートを放ち、ゴール左隅に決めた。
やっぱり最後はこの男。ヤヤ・トゥレの美しいゴールで勝負あり pic.twitter.com/iEPM7W9rdx
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シティが大きなリードを手にしてファーストレグが終了。セカンドレグは3月15日に開催される。
GOAL
アトレティコ、1人退場のPSVを攻略できず…敵地での第1戦はドロー
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グループBを2位で通過したPSVは、エールディビジ第24節を終えてわずか1敗、勝ち点59で首位を走っている。リーグ戦では8連勝中と絶好調で、20日の第24節ヘラクレス戦では2-0と快勝した。中3日でのファーストレグでは、メキシコ代表DFエクトル・モレノやオランダ代表DFジェフリー・ブルマ、同MFアンドレス・グアルダード、U-20ウルグアイ代表FWガストン・ペレイロといった面々が先発メンバーに名を連ねた。
一方、グループCを首位突破したアトレティコ・マドリードは、21日に行われたリーガ・エスパニョーラ第25節ビジャレアル戦をスコアレスドローで終えた。中2日で迎えるアウェーゲームで、ディエゴ・シメオネ監督は先発メンバーを2名変更。U-21スペイン代表MFオリベル・トーレスが中盤に、そしてアルゼンチン人FWルシアーノ・ビエットが前線でスタメン入りを果たした。最後尾にはスロヴェニア代表GKヤン・オブラク、最終ラインは右からスペイン代表DFフアンフラン、モンテネグロ代表DFステファン・サヴィッチ、ウルグアイ代表DFディエゴ・ゴディン、ブラジル代表DFフィリペ・ルイスが並び、中盤はオリベルのほか、スペイン代表MFコケとスペイン人MFガビ、U-21スペイン代表MFサウール・ニゲスが入る。前線ではビエットとフランス代表FWアントワーヌ・グリエスマンがコンビを組んだ。
開始早々、アトレティコ・マドリードが決定機を迎える。4分、ガビが最終ラインの背後へロングフィードを供給すると、走り込んでいたビエットがGKイエルーン・ズートより先にボールに触れる。シュートは無人のゴールへ転がったが、カバーに戻ったブルマに寸前でクリアされ、得点とはならなかった。
以降は一進一退の展開で推移。PSVがボールポゼッション率では優位に立ったが、互いにシュートまで持ち込む場面は少なく、緊迫感のある内容となった。アトレティコ・マドリードは30分、グリエスマンがスルーパスに抜け出してGKズートと1対1のチャンスを迎えたが、セーブされてしまう。対するPSVも32分、細かいパス交換でペナルティーエリア内へ進入し、デヴィ・プレッペルが至近距離からシュート。GKオブラクが好守で立ちはだかり、均衡を破らせなかった。30分過ぎに互いに決定機を迎えたものの、スコアレスで前半45分を終えた。
0-0で迎えた後半も、無得点のまま時計の針が進んでいく。57分、PSVは左サイドからのクロスでゴールを狙うと、相手のクリアがあわやオウンゴールかという場面を作ったが、得点には至らず。拮抗した展開を打開すべく、アトレティコ・マドリードのシメオネ監督は61分、ビエットに代えてフェルナンド・トーレスを投入。攻撃陣を活性化した。直後の右CKではゴディンがヘディングシュートでゴールネットを揺らしたが、競り合いでのファウルを取られて得点は認められなかった。
68分、PSVはペレイロが2枚目のイエローカードで退場に。数的優位に立ったアトレティコ・マドリードは6分後、アンヘル・コレアを前線に投入してゴールを目指した。79分にはトーレスがペナルティーエリア内からシュートを放ったが、相手DFにブロックされて均衡を破ることはできなかった。
アトレティコ・マドリードは終盤も攻勢をかけたが、集中力を保って応戦するPSVの前に、アウェーゴールを決めることはできなかった。試合は0-0で終了。ファーストレグはスコアレスドローに終わった。
セカンドレグは3月15日、アトレティコ・マドリードのホームで行われる。なお、PSVは次戦、27日のエールディビジ第25節でデンハーグとホームで対戦。アトレティコ・マドリードは27日、リーガ・エスパニョーラ第26節でレアル・マドリードとの“マドリード・ダービー”に臨む。
【スコア】
PSV 0-0 アトレティコ・マドリード
この記事へのコメント
コメント一覧
プレミアの中でのeloも最上位だし、プレミアのリーグランクを上げるためにも、バイエルン以上の実績を出すべき。
じゃないと、枠が減らされちゃうよ。
今日の試合だってちゃんとCLだし、公正に戦って公正に勝ち上がってきたヨーロッパを代表するチーム同士の試合なのに…
シティはベスメンならなあ
あとデブライネさえ居ればベスト8でも勝負できるチームになるだろうけど