ハリル監督 キリン杯完敗で方針転換…若手に見切り
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 屈辱の敗戦を喫したハリルジャパンがいよいよ方針転換へ――。

サッカー日本代表は7日に行われたキリンカップ決勝戦(大阪・吹田)でボスニア・ヘルツェゴビナに1―2で敗れ、準優勝に終わった。主力不在の“二軍”を相手にホームで完敗したバヒド・ハリルホジッチ監督(64)は激怒。情けない若手イレブンに見切りをつけ、待望論のあるFW大久保嘉人(33=川崎)らベテラン勢を招集する方針だ。

 ハリルホジッチ監督が怒るのも当然だろう。前半28分にMF清武弘嗣(26=ハノーバー)のゴールで先制したが、それ以外は幾度となく訪れた決定的チャンスでシュートを外し続けた。

 後半アディショナルタイムには、ペナルティーエリア内でFW浅野拓磨(21=広島)がフリーで抜け出したにもかかわらず、シュートを打たずにパスを選択してクリアされるという大失態…。清武も得点以外は精彩を欠き、FW宇佐美貴史(24=G大阪)も3本のシュートを放ちながら無得点に終わった。

 エースのFW本田圭佑(29=ACミラン)と10番を背負うMF香川真司(27=ドルトムント)が故障でベンチを温めた。若手にとっては絶好のアピールチャンスだったが、完全に空回り。経験、実力不足を露呈するだけのむなしいパフォーマンスとなった。

 試合後にハリルホジッチ監督は「Aチーム(欧州組を含めたベストメンバー)を率いて最初の敗戦だ」と悔しさをあらわにした。その上で「キヨ(清武)とか宇佐美とか浅野とか決定機は多かった。(シュートは)決めなければいけない」と、若手選手を“戦犯”としてヤリ玉に挙げた。


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 さらには「最終予選ではこういうプレーは許されない。これは全員へのメッセージだ」と厳しい表情。9月から始まるロシアW杯アジア最終予選は「勝利」という結果だけが求められるだけに、今回チャンスを逃した若手は“代表落第”となり、このままバッサリ切り捨てていく方針だ。

 一方で、一気に浮上してくるのがベテランの登用。「このままだと大久保待望論が出てきてもしょうがない」(日本代表OB)などと、3年連続J1得点王で今季も日本人トップの9ゴールをマークする大久保の代表復帰を推す声は多い。ハリルホジッチ監督もかねて「大久保が必要なら呼ぶ。私はまだちゅうちょしているが、最終予選は分かりませんよ」と話している。

 さらに日本サッカー協会の霜田正浩ナショナルチームダイレクター(49)も「ベテランを呼ばないとは言っていない。状況が変われば、いろいろと変わってくる」と明言。負けが許されない最終予選では、大久保をはじめFW豊田陽平(31=鳥栖)やMF高萩洋次郎(29=FCソウル)ら経験豊富なベテラン勢に白羽の矢が立ちそうだ。

 この日の会見でも、指揮官はW杯アジア最終予選へ向け「外部からは見えない内部でいろんな準備をしている。ここからは結果だけが我々を満足させる」と即戦力の登用を示唆。若手抜てきや世代交代を掲げてきたが、背に腹は代えられない。いよいよ大きくかじを切る時が来たようだ。