842: 2016/10/20(木) 14:58:14.23 ID:SlcFZgnR0
「満点に近い」。スペインサッカーの重鎮が豪州戦の日本を絶賛するわけ
「日本はいいゲームをした。前半は戦術コンセプトで完全に試合を支配し、満点に近い。ラインをコンパクトに保ち、距離感がよく、相互関係を作っていた。そして攻撃のスピードと深さも文句なしだった」
ミケル・エチャリは、日本が敵地に乗り込んだオーストラリア戦を称揚(しょうよう)している。
エチャリはレアル・ソシエダ、エイバル、アラベスなどで強化や育成やスカウトを歴任。プレミアリーグ、ウェスト・ブロムウィッチでスカウトを担当した経験もある。客観的で精緻な観察力は、欧州のトップレベルで高く評価されている。
「完璧すぎる」ともいわれる慧眼(けいがん)が見抜いた、日本代表のオーストラリア戦の真実とは――。
「すばらしいタクティクスゲームだった。前半30分まで、日本はオーストラリアに危険なゾーンへの侵入すら許していない。中盤の長谷部誠、山口蛍を中心に、選手たちがそれぞれゴムでつながれたように引っ張り合い、それぞれが補完し合い、ポジション的優位を作っていた。トレーニングの賜物だろう。各ラインがソリッドなブロックを作り、オーストラリアになにもさせなかった。
4-2-3-1の布陣(オーストラリアは4-4-2で中盤はダイヤ型)で、トップの本田圭佑はCB同士のパス交換を遮断。トップ下の香川真司はアンカーの選手をフタし、原口元気、小林悠の2人はサイドバックをはめ込んでいる。原口と小林はサイドよりやや内側にポジションを取りながら(攻撃時は大きくサイドに展開も)、インターセプトも同時に狙っていた」
前半5分の先制点は、戦術の結晶だった。原口が自陣内でパスカットに成功し、長谷部に渡した後、長谷部は前線の本田に縦パスを素早く打ち込み、本田はそれをダイレクトで原口に流し、持ち込んだ原口は冷静に逆サイドに流し込んだ。
「『教科書に載っているようなカウンター』に成功している。オーストラリアの右サイドバックはパスを受けるために上がっており、原口は完全にフリーだった。日本の戦術的プレッシングが機能し、守から攻のトランジションも抜群。刻々と起きる変化によって生み出されるピッチの混乱を、秩序正しく使うことができた。数少ないタッチから目も眩むスピードでゴールを決め、監督学校のテキストにそのまま使えるだろう。
もっとも、オーストラリアは少々無垢だった。パスの出しどころのないなか、無理に狙わず、CBのいずれかが持ち上がって、日本の守備に混乱を生み出していたら……。打開策に消極的。戦術的な動きはできていなかった」
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161020-00010005-sportiva-socc&p=1
「日本はいいゲームをした。前半は戦術コンセプトで完全に試合を支配し、満点に近い。ラインをコンパクトに保ち、距離感がよく、相互関係を作っていた。そして攻撃のスピードと深さも文句なしだった」
ミケル・エチャリは、日本が敵地に乗り込んだオーストラリア戦を称揚(しょうよう)している。
エチャリはレアル・ソシエダ、エイバル、アラベスなどで強化や育成やスカウトを歴任。プレミアリーグ、ウェスト・ブロムウィッチでスカウトを担当した経験もある。客観的で精緻な観察力は、欧州のトップレベルで高く評価されている。
「完璧すぎる」ともいわれる慧眼(けいがん)が見抜いた、日本代表のオーストラリア戦の真実とは――。
「すばらしいタクティクスゲームだった。前半30分まで、日本はオーストラリアに危険なゾーンへの侵入すら許していない。中盤の長谷部誠、山口蛍を中心に、選手たちがそれぞれゴムでつながれたように引っ張り合い、それぞれが補完し合い、ポジション的優位を作っていた。トレーニングの賜物だろう。各ラインがソリッドなブロックを作り、オーストラリアになにもさせなかった。
4-2-3-1の布陣(オーストラリアは4-4-2で中盤はダイヤ型)で、トップの本田圭佑はCB同士のパス交換を遮断。トップ下の香川真司はアンカーの選手をフタし、原口元気、小林悠の2人はサイドバックをはめ込んでいる。原口と小林はサイドよりやや内側にポジションを取りながら(攻撃時は大きくサイドに展開も)、インターセプトも同時に狙っていた」
前半5分の先制点は、戦術の結晶だった。原口が自陣内でパスカットに成功し、長谷部に渡した後、長谷部は前線の本田に縦パスを素早く打ち込み、本田はそれをダイレクトで原口に流し、持ち込んだ原口は冷静に逆サイドに流し込んだ。
「『教科書に載っているようなカウンター』に成功している。オーストラリアの右サイドバックはパスを受けるために上がっており、原口は完全にフリーだった。日本の戦術的プレッシングが機能し、守から攻のトランジションも抜群。刻々と起きる変化によって生み出されるピッチの混乱を、秩序正しく使うことができた。数少ないタッチから目も眩むスピードでゴールを決め、監督学校のテキストにそのまま使えるだろう。
もっとも、オーストラリアは少々無垢だった。パスの出しどころのないなか、無理に狙わず、CBのいずれかが持ち上がって、日本の守備に混乱を生み出していたら……。打開策に消極的。戦術的な動きはできていなかった」
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161020-00010005-sportiva-socc&p=1
日本代表激闘録 2014FIFAワールドカップブラジルアジア地区最終予選 [DVD]
844: 2016/10/20(木) 15:01:03.05 ID:tXm9RdiQH
引用元:http://ikura.2ch.sc/test/read.cgi/soccer/1476896900
844: 2016/10/20(木) 15:01:03.05 ID:tXm9RdiQH
エチャリは冷静に得点シーンを分析した。スペインの慧眼が注目したのは、本田と小林の役割だった。
「本田は抜け目なくサイドに流れ、パスを引き出していた。オーストラリアのSBは攻撃色が強く、前のめりで、本田は巧みにその裏に回った。そこに原口や小林が連係し、攻撃を生み出した。一方、小林はハイボールの競り合いで重要なパートを担っている。イラク戦でもそうだったが、空中戦に強さを見せ、日本代表では異色の存在だ。終盤には地面に叩きつけるような際どいヘディングシュートも放っている(GKに防がれた)。
本田がサイドに流れ、槙野智章からのパスを前線でキープしたところから、この試合、最高の攻撃が生まれた。本田は自分を追い越していった原口にパス。原口は深いところまでドリブルで進入する。このとき、小林はニアポストに突っ込み、香川が迂回してファーポストで待ち構え、山口蛍が2人の間に入り、本田がペナルティアークの近くで待つ、万全の形ができていた。
結局、本田の左足のシュートはGKにブロックされたが、論理的にサイドで展開を作り、バランスよく人がゴール前に入った点を、高く評価するべきだろう。小林、香川、山口でディフェンスを釣った巧妙な動き。それは特筆に値するほど、戦術水準が高かった」
日本はタクティクスで優っていた。ところが後半52分だった。原口がトミ・ユリッチを倒し、PKを与えて同点にされてしまう。
「PKの前に、右SBの酒井高徳が不用意にボールを取りに行ってしまった。これは私に言わせれば、守備者としての原則を破っている。『最後尾のディフェンスは、前線から2人目にいるアタッカーに対し、チャレンジしてはいけない』という鉄則がある。もしチャレンジして自分が空けたポジションを他の選手に使われたら、為す術がないからだ。プレーを遅らせる(他の選手に守らせる)が正解だった。プレーに熱くなると、罠に陥りやすい」
エチャリは一貫して、透徹した意見を口にする。
「同点にされてからも試合の様相は変わらなかった。日本は敵にボールを持たせ、カウンターで決定機を作っている。交代出場した浅野拓磨は、原口の左からの千載一遇のクロスに合わせられなかった。浅野はスピードを過信しているのか、タイミングが悪い。カウンターチャンスで2度もオフサイドにかかっており、決定的な仕事をするには選手として未熟だろう」
中立的立場で、一流の見識を持つ人物の意見は興味深い。その意見には、しがらみや好き嫌いがないからだ。
「後半、日本のペースは落ちたが、確実にカウンターを仕掛けた。空中戦の個人の弱さは一朝一夕に解決できないが、この試合では決定的に崩されていない。なにより、ディフェンス全体の安定感が増した。槙野という選手には不安定さを感じたが……。チームとしてトレーニングによる上積みを感じる」
オーストラリア戦を終えてのエチャリの総括である。
小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki
「本田は抜け目なくサイドに流れ、パスを引き出していた。オーストラリアのSBは攻撃色が強く、前のめりで、本田は巧みにその裏に回った。そこに原口や小林が連係し、攻撃を生み出した。一方、小林はハイボールの競り合いで重要なパートを担っている。イラク戦でもそうだったが、空中戦に強さを見せ、日本代表では異色の存在だ。終盤には地面に叩きつけるような際どいヘディングシュートも放っている(GKに防がれた)。
本田がサイドに流れ、槙野智章からのパスを前線でキープしたところから、この試合、最高の攻撃が生まれた。本田は自分を追い越していった原口にパス。原口は深いところまでドリブルで進入する。このとき、小林はニアポストに突っ込み、香川が迂回してファーポストで待ち構え、山口蛍が2人の間に入り、本田がペナルティアークの近くで待つ、万全の形ができていた。
結局、本田の左足のシュートはGKにブロックされたが、論理的にサイドで展開を作り、バランスよく人がゴール前に入った点を、高く評価するべきだろう。小林、香川、山口でディフェンスを釣った巧妙な動き。それは特筆に値するほど、戦術水準が高かった」
日本はタクティクスで優っていた。ところが後半52分だった。原口がトミ・ユリッチを倒し、PKを与えて同点にされてしまう。
「PKの前に、右SBの酒井高徳が不用意にボールを取りに行ってしまった。これは私に言わせれば、守備者としての原則を破っている。『最後尾のディフェンスは、前線から2人目にいるアタッカーに対し、チャレンジしてはいけない』という鉄則がある。もしチャレンジして自分が空けたポジションを他の選手に使われたら、為す術がないからだ。プレーを遅らせる(他の選手に守らせる)が正解だった。プレーに熱くなると、罠に陥りやすい」
エチャリは一貫して、透徹した意見を口にする。
「同点にされてからも試合の様相は変わらなかった。日本は敵にボールを持たせ、カウンターで決定機を作っている。交代出場した浅野拓磨は、原口の左からの千載一遇のクロスに合わせられなかった。浅野はスピードを過信しているのか、タイミングが悪い。カウンターチャンスで2度もオフサイドにかかっており、決定的な仕事をするには選手として未熟だろう」
中立的立場で、一流の見識を持つ人物の意見は興味深い。その意見には、しがらみや好き嫌いがないからだ。
「後半、日本のペースは落ちたが、確実にカウンターを仕掛けた。空中戦の個人の弱さは一朝一夕に解決できないが、この試合では決定的に崩されていない。なにより、ディフェンス全体の安定感が増した。槙野という選手には不安定さを感じたが……。チームとしてトレーニングによる上積みを感じる」
オーストラリア戦を終えてのエチャリの総括である。
小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki
851: 2016/10/20(木) 15:04:27.06 ID:GZZ4ser60
>>842
スペインサッカー重鎮(あっ・・・察し)
スポルティーバ(やっぱり)
「完璧すぎる」ともいわれる慧眼(けいがん)が見抜いた(この文の書き方は)
小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki(ですよねー)
スペインサッカー重鎮(あっ・・・察し)
スポルティーバ(やっぱり)
「完璧すぎる」ともいわれる慧眼(けいがん)が見抜いた(この文の書き方は)
小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki(ですよねー)
860: 2016/10/20(木) 15:08:43.00 ID:aE9migZl0
>>842
「PKの前に、右SBの酒井高徳が不用意にボールを取りに行ってしまった。これは私に言わせれば、守備者としての原則を破っている。『最後尾のディフェンスは、前線から2人目にいるアタッカーに対し、チャレンジしてはいけない』という鉄則がある。もしチャレンジして自分が空けたポジションを他の選手 に使われたら、為す術がないからだ。プレーを遅らせる(他の選手に守らせる)が正解だった。 プレーに熱くなると、罠に陥りやすい」
ゴートクの欠点見抜いてるな
「PKの前に、右SBの酒井高徳が不用意にボールを取りに行ってしまった。これは私に言わせれば、守備者としての原則を破っている。『最後尾のディフェンスは、前線から2人目にいるアタッカーに対し、チャレンジしてはいけない』という鉄則がある。もしチャレンジして自分が空けたポジションを他の選手 に使われたら、為す術がないからだ。プレーを遅らせる(他の選手に守らせる)が正解だった。 プレーに熱くなると、罠に陥りやすい」
ゴートクの欠点見抜いてるな
870: 2016/10/20(木) 15:16:07.87 ID:OdHKXj2h0
>>860
ドイツでやってて治らないんだから、やっぱプライマリ時代から戦術叩き込まないといけないんだろうな
ドイツでやってて治らないんだから、やっぱプライマリ時代から戦術叩き込まないといけないんだろうな
866: 2016/10/20(木) 15:14:00.64 ID:OJz87wmE0
>>842
浅野はスピードを過信しているのか、タイミングが悪い。カウンターチャンスで2度もオフサイドにかかっており、決定的な仕事をするには選手として未熟だろう
そーだよな
浅野はスピードを過信しているのか、タイミングが悪い。カウンターチャンスで2度もオフサイドにかかっており、決定的な仕事をするには選手として未熟だろう
そーだよな
869: 2016/10/20(木) 15:15:43.06 ID:aE9migZl0
>>866
だって浅野って相手の事故待ってるだけだもん
だって浅野って相手の事故待ってるだけだもん
この記事へのコメント
コメント一覧
イタリア人の名監督あたりに守備評を聞いてみたい
まぁ十中八九後者だろうな
で、盛大に吹いた
SB選び放題で安泰かと思ったら実はやばいっていうね
ハリルホジッチがなぜ叩かれるのかが本当に理解できなかった。
ザックのサッカー渇望してる人はもう一度、日本のブラジルW杯を見直してほしい。何も通用しなかった。固定メンバーで挑んだ親善試合に強く、コンフェデは全敗、W敗勝ちなし、これがすべて。
ハリルホジッチなら打算的に柔軟な戦術をしてくれるとおれは信じてるな。
原口は食い付き過ぎじゃね?
積極的なのは良いけどマークの受け渡しを上手くやればもっと楽だったような・・・
まあ、それがハリルのオーダーだったのかもしれないけど。
狙って引き分けに持ち込んだとかいってるやつちょっとおかしい
後半は長谷部山口が下がり過ぎて間延びし過ぎてたのが攻めあぐねた要因だし
浅野を入れた時間帯は何度もカウンターで得点試みてただろうに
サッカーって難しいわ
もう何年もゴリのポテンシャルに期待してる1人だからこそ、何の成長もないゴリがジレンマなんだよ。ちゃんと見たことある?最近は売りだった攻撃も全然ダメになって守備はザルっていう何が売りなのかわからないSBだぞ。
足の速さに頼るプレーばかりだから引き出しが増えることがない
永井2世
ほとんどオージーに何もさせなかったのに日本のメディアが一斉にハリル叩きに走ったのは残念に思う
でも、俺はハリルの方向性は間違ってるとは思わない。
最終予選だってUAE戦の審判がまともなら3勝1分でザックと同じ展開、失点だって未だにアジアで流れからはなし、 セットプレーだってキーパー合宿して改善しようとしてる。
確かにスッキリしない試合は多いけど、日本がW杯で勝つにはこれしかないって戦術してるし。
ただ選手の起用は疑問。
代表戦観ていたらデジャブかと思ったよ
CLの方はSB専門の選手では無いからまぁあり得るかと思ったけど高徳は専門だから痛い
基本守備重視のやり方が日本には合ってると思うし、使える戦力でできる戦術をする監督(森保監督とかさ)に変えて欲しいわ。
特にSBがその意識が低い気がする。内田はそんな事なかったけど。
ドイツで豪徳がレギュラー取れるのも他の国からのオファーを聞かないのもその辺が
関係あるんじゃないかと思わんでもない。
やってる選手は岡田アフリカWCの時のようにつまらなくてストレスたまるだろうけど、それが一番結果でると思うわ
民度が低いは こいつらは
選手が戦術に縛られて可哀想とか言ってる解説者も居るし終わってるわ
良い時は良い動きするしクロスも昔よりだいぶ良いクロス上げるようになった
ゴリは成長が感じられない
先制点は素晴らしかったけど、後ろから繋ぐロングカウンターが全然できてなかった
オーストラリアのプレスに慌ててひたすらクリアするだけ
俺は引き分けに満足してるし、ポゼッションを捨てたことも何とも思ってない
でもそんなことで強豪と戦えるとはとても思えんから、批判してるんだよ
本田の高さが失われる事を考えたとしても、
守備から考えるべきカウンター戦術ならば、相手ビルドアップ帯へのプレスの方が優先度を上に設定すべきだったのでは。
果たしてあの時優先すべきだったのは高さか前からのプレスか。
どちらが穴として大きかったか。
幸いオージーには付かれなかったが、まともなビルドアップが出来るチームなら、あの時間帯で左サイドは崩壊してたでしょうね。高徳のせいではなく、戦術的欠陥で。
監督の指示とか関係無しあれはやってはいけない事
自分の背後に味方が居るか確かめて行動しないと小林も一緒にいたからそこはもう小林に任せて直ぐ戻らないとドイツでも食いつき過ぎて失点に絡むから
南アフリカも最高の結果を出したのに「つまらない」「未来の無いサッカー」とかボコボコに叩いて、新しい文化が根付くチャンスを無駄にしたからな。
んで選手はその反動で極端な攻撃志向になって4年後に惨敗。いつになったら学習するんだろうねえ。
武田っていうサッカー好きタレントとかはなにも言い返せないね。
オーストラリア戦に関してはまったくハリルが批判される理由がわからなかった。
守備もしっかりしてたし、最終予選は流れの中からはまだ無失点だし。
ただ単にサッカー知らない記者が適当に批判してやろうって考えが腹立つ。サウジアラビア戦頑張って勝ってほしい。応援してます
南アのfifaレポートでも日本の戦いはそんな評価高くないよ