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1: 2018/12/28(金) 09:08:37.33 ID:CAP_USER9
アジアカップで日本人監督が指揮を執るのは、その96年大会以来のことになる。森保監督は会見で「7試合戦うつもりだ」と述べた。7試合目とは決勝戦。日本代表にとっては当然の目標ながら、日本人監督には未知の領域になる。経験値として心配したくなるのは、選手より監督の方。日本人選手と日本人監督、レベルが高いのはどっちと、それぞれを分解してレベルを比較すれば、旗色が悪いのは日本人監督になる。
2010年南アW杯に臨んだ岡田武史監督と2018年ロシアW杯に臨んだ西野監督。W杯本大会を戦ったに2人の日本人監督は、4試合目で敗れた。決勝トーナメント1回戦。つまり、代表チームの「短期集中トーナメント」で、5試合以上戦ったことのある日本人監督は過去に1人もいないことになる。7試合を戦うことは、アンダー世代の大会を除き、短期集中トーナメントにおける代表監督の記録更新を意味する。
日本人監督の経験値の低さを物語るデータだ。短期集中トーナメントの戦い方を、日本人監督が熟知しているようには見えない。少なくとも文化として浸透しているようには見えない。
前回(「ロストフの14秒」を見て想う。森保ジャパンへの不安。サッカーは監督で決まる)前々回(「ロストフの14秒」を見て想う。西野さんはなぜ3人目の選手交代を怠ったのか)の原稿でも触れたが、ロシアW杯の戦いにも、それは端的に現れていた。
目の前の試合に全力投球するか。目標とする試合数をあらかじめ設定し、そこから逆算して、試合毎にメンバーを調整しながら合理的に戦うか。
グループリーグの3試合以降のことを考えずに戦うか。決勝トーナメントの戦いを少なからず見越して戦うか。もちろん戦力との兼ね合いにもなるが、この目論見は、代表監督に課せられた賭けでもある。
西野采配は、4試合目(ベルギー戦)でエネルギー切れを起こした。それが「ロストフの14秒」を招く主因となった。もし延長に持ち込み、ベルギーに勝利することができても、西野ジャパンには、次の5試合目=準々決勝(ブラジル戦)を満足に戦うだけの余力がなかった。選手選択のアイディアは尽きた状態にあった。
アジアカップに臨む森保監督はどうなのか。西野さん的だったとすれば、仮に成績が出たとしても喜ぶことはできない。それではW杯本大会への期待は抱きにくい。監督交代を叫ばざるを得なくなる。
7試合目になっても余力はあるか。選択肢は残されているか。試合展開に応じたバラエティに富むメンバー交代は可能か。チェックすべき重要なポイントだ。
今大会からアジアカップは本大会の出場チームが16から24に増えている。それは、グループリーグで4チーム中3位に入っても、なお、6チームある3位チームのうち4チームにベスト16 入の可能性があることを意味する。
グループリーグを、トルクメニスタン、オマーン、ウズベキスタンと同じ組で戦う日本。初戦で、最弱国とおぼしきトルクメニスタンに、万が一敗れてもチャンスはあるーーと、考えるのか、絶対に負けられない戦いとばかり、ガチガチのメンバーで100%の戦いをしてしまうのか。
日本にはサッカー界に限らず、一戦必勝の気質が強く残る。敗戦を怖がる文化だ。敗戦は確かに怖い。しかしサッカーには、サッカーのコンセプトがある。短期集中トーナメントの勝ち負けについても同様。独自の世界観がある。それは日本に不足しがちな文化であり気質だと見る。
ロシアW杯を西野さんで戦い、次回カタールW杯を森保監督で臨もうとしているいま、世の中には、代表監督は日本人でもオッケー的な雰囲気が漂っているかに見える。しかし、サッカーのコンセプトに適合しているように見える日本人監督の数はまだ少ない。田嶋幸三会長は森保監督について「申し分のない実績」と評したが、どうだろうか。今回のアジアカップこそが、それが事実かどうか確認する絶好の機会になる。
見物は初戦のトルクメニスタン戦のスタメンだ。GK東口、DF長友、槙野、吉田、酒井、MF遠藤、柴崎、FW中島、南野、堂安、大迫。最も勝利が期待できそうな、ベストとおぼしきこの11人が、初っ端からスタメンに並ぶようだと危ない。
ベンチ入りのメンバー23人、フィールドプレーヤー20人をどうやりくりしながら7試合目に備えるか。その結果、6試合目で敗れる可能性もある。5試合目の準々決勝あたりから延長PKに及ぶ危険も上昇する。7試合目から逆算する思考法には、勇気が不可欠になる。
杉山茂樹 | スポーツライター
12/28(金) 7:15
https://news.yahoo.co.jp/byline/sugiyamashigeki/20181228-00109285/
2010年南アW杯に臨んだ岡田武史監督と2018年ロシアW杯に臨んだ西野監督。W杯本大会を戦ったに2人の日本人監督は、4試合目で敗れた。決勝トーナメント1回戦。つまり、代表チームの「短期集中トーナメント」で、5試合以上戦ったことのある日本人監督は過去に1人もいないことになる。7試合を戦うことは、アンダー世代の大会を除き、短期集中トーナメントにおける代表監督の記録更新を意味する。
日本人監督の経験値の低さを物語るデータだ。短期集中トーナメントの戦い方を、日本人監督が熟知しているようには見えない。少なくとも文化として浸透しているようには見えない。
前回(「ロストフの14秒」を見て想う。森保ジャパンへの不安。サッカーは監督で決まる)前々回(「ロストフの14秒」を見て想う。西野さんはなぜ3人目の選手交代を怠ったのか)の原稿でも触れたが、ロシアW杯の戦いにも、それは端的に現れていた。
目の前の試合に全力投球するか。目標とする試合数をあらかじめ設定し、そこから逆算して、試合毎にメンバーを調整しながら合理的に戦うか。
グループリーグの3試合以降のことを考えずに戦うか。決勝トーナメントの戦いを少なからず見越して戦うか。もちろん戦力との兼ね合いにもなるが、この目論見は、代表監督に課せられた賭けでもある。
西野采配は、4試合目(ベルギー戦)でエネルギー切れを起こした。それが「ロストフの14秒」を招く主因となった。もし延長に持ち込み、ベルギーに勝利することができても、西野ジャパンには、次の5試合目=準々決勝(ブラジル戦)を満足に戦うだけの余力がなかった。選手選択のアイディアは尽きた状態にあった。
アジアカップに臨む森保監督はどうなのか。西野さん的だったとすれば、仮に成績が出たとしても喜ぶことはできない。それではW杯本大会への期待は抱きにくい。監督交代を叫ばざるを得なくなる。
7試合目になっても余力はあるか。選択肢は残されているか。試合展開に応じたバラエティに富むメンバー交代は可能か。チェックすべき重要なポイントだ。
今大会からアジアカップは本大会の出場チームが16から24に増えている。それは、グループリーグで4チーム中3位に入っても、なお、6チームある3位チームのうち4チームにベスト16 入の可能性があることを意味する。
グループリーグを、トルクメニスタン、オマーン、ウズベキスタンと同じ組で戦う日本。初戦で、最弱国とおぼしきトルクメニスタンに、万が一敗れてもチャンスはあるーーと、考えるのか、絶対に負けられない戦いとばかり、ガチガチのメンバーで100%の戦いをしてしまうのか。
日本にはサッカー界に限らず、一戦必勝の気質が強く残る。敗戦を怖がる文化だ。敗戦は確かに怖い。しかしサッカーには、サッカーのコンセプトがある。短期集中トーナメントの勝ち負けについても同様。独自の世界観がある。それは日本に不足しがちな文化であり気質だと見る。
ロシアW杯を西野さんで戦い、次回カタールW杯を森保監督で臨もうとしているいま、世の中には、代表監督は日本人でもオッケー的な雰囲気が漂っているかに見える。しかし、サッカーのコンセプトに適合しているように見える日本人監督の数はまだ少ない。田嶋幸三会長は森保監督について「申し分のない実績」と評したが、どうだろうか。今回のアジアカップこそが、それが事実かどうか確認する絶好の機会になる。
見物は初戦のトルクメニスタン戦のスタメンだ。GK東口、DF長友、槙野、吉田、酒井、MF遠藤、柴崎、FW中島、南野、堂安、大迫。最も勝利が期待できそうな、ベストとおぼしきこの11人が、初っ端からスタメンに並ぶようだと危ない。
ベンチ入りのメンバー23人、フィールドプレーヤー20人をどうやりくりしながら7試合目に備えるか。その結果、6試合目で敗れる可能性もある。5試合目の準々決勝あたりから延長PKに及ぶ危険も上昇する。7試合目から逆算する思考法には、勇気が不可欠になる。
杉山茂樹 | スポーツライター
12/28(金) 7:15
https://news.yahoo.co.jp/byline/sugiyamashigeki/20181228-00109285/
2: 2018/12/28(金) 09:10:17.93 ID:BHmIyHfc0
ドメサカで
お杉が現場の人に「あの人またあんなこと書いてるよ」とか言われてる
って書かれててワロタ
お杉が現場の人に「あの人またあんなこと書いてるよ」とか言われてる
って書かれててワロタ
引用元:http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/mnewsplus/1545955717
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4: 2018/12/28(金) 09:13:42.45 ID:NmGWuLfB0
ロストフの14秒って言いたいだけ
8: 2018/12/28(金) 09:18:10.92 ID:tEfQ4kBx0
杉山に言われたくないだろう
9: 2018/12/28(金) 09:18:58.59 ID:VYhSKMpy0
なお、4試合目を見据えて勇気の決断をしてスタメンを温存しつつ実際に突破を決めた西野の采配は認めない模様
10: 2018/12/28(金) 09:19:38.64 ID:RaDQtGH40
じゃあそのメンツでいけば大丈夫だな
11: 2018/12/28(金) 09:21:30.20 ID:nEMAw6SG0
アギーレもGL3戦固定で自爆したからな
3戦目突破確定じゃなかったけどTOしとけって言われてたのにね
3戦目突破確定じゃなかったけどTOしとけって言われてたのにね
16: 2018/12/28(金) 09:25:46.89 ID:9GlZ7tW50
レギュレーションと組み合わせ考えたら初戦ははスタメンでキッチリ勝ち点3プラス得失点差大幅にプラスしといて2戦目でメンバー変更検討
初戦2戦目で2勝してトーナメント進出確定させてから3戦目ターンオーバーが現実的じゃないの
初戦2戦目で2勝してトーナメント進出確定させてから3戦目ターンオーバーが現実的じゃないの
17: 2018/12/28(金) 09:27:25.83 ID:CnPdQGWf0
7試合スタメン固定するわけないだろw
無能が後出しジャンケンで勝利宣言してるサッカーライターがいる方が危機だわ
無能が後出しジャンケンで勝利宣言してるサッカーライターがいる方が危機だわ
18: 2018/12/28(金) 09:27:31.68 ID:bgoV0qJK0
アジアカップでいい成績だとワールドカップが危ないだろ
19: 2018/12/28(金) 09:27:36.15 ID:ykZYjVYZ0
第1・3戦
北川
中島 南野 堂安
第2・4戦
武藤
原口 大迫 伊東
これでOK
北川
中島 南野 堂安
第2・4戦
武藤
原口 大迫 伊東
これでOK
21: 2018/12/28(金) 09:30:17.95 ID:Y6TET3sc0
これはお杉の言いたい事も分かるわ
グループで初戦のトルクメニスタンが一番弱いからな
2軍か最低でも1.5軍で勝てるオーダー組むって戦略もアリっちゃアリ
グループで初戦のトルクメニスタンが一番弱いからな
2軍か最低でも1.5軍で勝てるオーダー組むって戦略もアリっちゃアリ
22: 2018/12/28(金) 09:33:30.30 ID:Y6TET3sc0
W杯で優勝する国も案外スロースタートから入るってケースも多い
それで足元救われるケースもあるけど、リスクも当然ある
それで足元救われるケースもあるけど、リスクも当然ある
23: 2018/12/28(金) 09:34:47.41 ID:R2WpPOR80
初戦のトルクメニスタンが難しいな
前回8-0で勝った明らかな弱小国だからメンバーを落としても勝てると思うが、万が一初っ端から勝ち点が取れないような事があるとヤバい
前回8-0で勝った明らかな弱小国だからメンバーを落としても勝てると思うが、万が一初っ端から勝ち点が取れないような事があるとヤバい
24: 2018/12/28(金) 09:41:44.30 ID:gk+8meeI0
なんでアジアカップ次第で続投とか決めんの?
25: 2018/12/28(金) 09:43:14.31 ID:gk+8meeI0
ザックジャパン アジアカップ優勝 ワールドカップ惨敗
この記事へのコメント
コメント一覧
トーナメント初戦はヨルダンシリアあたり、次が開催国UAE、準決勝が韓国サウジ、決勝がイランオージーで1位通過と変わらない。
トルクメニスタンなんてまともに親善試合すら組めない国だぞ
今年に入って代表戦したのも2試合だけ、キルギスより更に弱い
そんな相手にベスメンで主力に疲労溜め込む必要あるか?ってのは当然出てくる疑問
日本人監督に足りないところがいろいろあるのは事実だろうが、この記事の論旨には賛同できない。
中2日の日程もあってUAEに負けた、それでも内容やシュート数では圧倒していたんだが
メンバー固定はやめるべき、ただでさえ試合数が増えてるんだし、だからこそ香川とか乾とか鎌田が控えでも欲しかったのに
3戦目は負けて2位通過でも良い