1: 2019/05/03(金) 12:32:17.22 ID:qJcqAo/59
想定外の事態に直面したときに人間は衝撃を覚える。日本サッカー界を見渡してみれば、4年ぶりにJ1の舞台で戦う松本山雅FCで、開幕から左ウイングバックとして全9試合に先発フル出場している25歳の高橋諒も、直近のリーグ戦で自身が抱く常識を覆された一人だ。
「何なんですかね、あの上半身の柔らかさ、というのは……」
平成最後の一戦となった、4月28日のFC東京戦後の取材エリア。ポジション的にマッチアップすることが多かった相手の右サイドハーフ、17歳の久保建英に対して驚きとともに漏らした「柔らかさ」という言葉に、今シーズンの久保が大ブレークを遂げている秘密が凝縮されている。
高橋が度肝を抜かされたシーンは後半42分に訪れた。こぼれ球を拾ったFC東京のボランチ橋本拳人が最終ラインのDF森重真人へいったんボールを下げる。さらにDF渡辺剛にゆっくりとパスが回される間に、右タッチライン際にいた久保は左手によるゼスチャーでボールを要求していた。
そして、やや強めのパスが渡辺から斜め右前方へいた「15番」へと入る。絶対に前を向かせない、あわよくばボールを奪ってカウンターを仕掛けようと、久保がトラップする刹那に照準を定めた高橋がアプローチをかけ、猛然と距離を詰めていった直後だった。
「(相手は)食いついてくる、と思っていたので」
高橋の気配を察知し、次に起こしてくる行動を読み切っていた久保が、ダイレクトでパスに左足を合わせる。ボールをポンと前方へ、高橋の頭越しに大きく浮かせて、自らはそのまま右タッチライン際をスプリント。高橋の脇をすり抜けて、ボールの落下点へ向けて加速していく。
「ただ、何となくわかりました。(自分の)上を狙ってくる、というのが」
とっさの判断で久保の意図に気がつき、急停止から体を反転させた高橋も追走を開始。久保の左側から右手と体をねじ込んで、勢いを食い止めようとする。久保も負けじと左手を伸ばして、高橋がかけてきたプレッシャーをはねのけようとしたその瞬間だった。
「並んだときに指から入ってくるというか。体を止めにいっても前に入られるというか。独特なものを感じました」
久保の左手が自身の前面へ入り込み、次いで体を巧みに入れ込まれたときの感覚を、高橋は「にゅるん」と表現した。冒頭で高橋のコメントとして記した「上半身の柔らかさ」が、この擬態語に込められている。どんなに力を入れても吸収される、あるいは力が分散させられてしまうことを意味していた。
5/3(金) 5:35配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190503-00010000-wordleafs-socc
サッカーでは不可避のシーンとなる球際のボディコンタクトは、通常ならば「バチン」という擬態語がふさわしい。力と力の激突は迫力満点で見る側を興奮させるが、一方で反発し合うことでお互いにバランスを崩し、負荷をこらえながら必死に踏ん張ることで場合によってはけがの原因になりかねない。
高橋の話を聞いていて、フィジカルコーチとして豊富な実績と経験をもつ、池田誠剛氏(現サンフレッチェ広島フィジカルコーチ)の話を思い出さずにはいられなかった。横浜F・マリノス時代の2003シーズンに指導した、元日本代表FW久保竜彦の筋肉の特徴を池田氏はこう表現したことがある。
「たとえるならば、しなってもすぐ元に戻るという意味で、柳の木となるでしょうか」
本来ならば相反する要素となる「パワー」と「柔らかさ」が、鮮やかなまでに融合していた点に、日本のフィジカルコーチの第一人者である池田氏は、大きな衝撃を受けたと明かしてくれた。
パワーに秀でた選手は数多くいても、柳の木のような柔らかさをもちあわせる選手は日本人では稀だったからだ。加えて、体の柔らかさは、けがを未然に防ぐことにもつながるという。
そして、松本山雅戦におけるくだんのシーンの続きを見れば、一戦ごとに存在感を増している久保の筋肉も、他の日本人選手とは異なっていることがうかがえる。何がなんでも止めようとした高橋が、体を半身にした状態で久保に再びプレッシャーをかけた直後だった。
高橋がかけてきた力を逆に利用するように、久保が体ひとつ分だけ前に出た。衝撃を受けてしなった柳が元に戻る際に生じる反発力が、久保を前に出させたと表現すべきだろうか。そのままドリブルコースを前方に取られ、ファウルで止めることもできなくなった流れに、高橋は脱帽するしかなかった。
「海外のサッカーなどを見ていても、ああいうシーンがよくありますよね。(久保選手は)小さなころから海外を経験している、ということもあるんじゃないですかね。あの場面で(自分の)上を狙ってくるというアイデアも、本当に素晴らしいものがあると思いました」
高橋の話を聞いていて、フィジカルコーチとして豊富な実績と経験をもつ、池田誠剛氏(現サンフレッチェ広島フィジカルコーチ)の話を思い出さずにはいられなかった。横浜F・マリノス時代の2003シーズンに指導した、元日本代表FW久保竜彦の筋肉の特徴を池田氏はこう表現したことがある。
「たとえるならば、しなってもすぐ元に戻るという意味で、柳の木となるでしょうか」
本来ならば相反する要素となる「パワー」と「柔らかさ」が、鮮やかなまでに融合していた点に、日本のフィジカルコーチの第一人者である池田氏は、大きな衝撃を受けたと明かしてくれた。
パワーに秀でた選手は数多くいても、柳の木のような柔らかさをもちあわせる選手は日本人では稀だったからだ。加えて、体の柔らかさは、けがを未然に防ぐことにもつながるという。
そして、松本山雅戦におけるくだんのシーンの続きを見れば、一戦ごとに存在感を増している久保の筋肉も、他の日本人選手とは異なっていることがうかがえる。何がなんでも止めようとした高橋が、体を半身にした状態で久保に再びプレッシャーをかけた直後だった。
高橋がかけてきた力を逆に利用するように、久保が体ひとつ分だけ前に出た。衝撃を受けてしなった柳が元に戻る際に生じる反発力が、久保を前に出させたと表現すべきだろうか。そのままドリブルコースを前方に取られ、ファウルで止めることもできなくなった流れに、高橋は脱帽するしかなかった。
「海外のサッカーなどを見ていても、ああいうシーンがよくありますよね。(久保選手は)小さなころから海外を経験している、ということもあるんじゃないですかね。あの場面で(自分の)上を狙ってくるというアイデアも、本当に素晴らしいものがあると思いました」
3: 2019/05/03(金) 12:32:39.48 ID:zEvY9XxX0
イガンインに追いつけそう?
10: 2019/05/03(金) 12:39:07.54 ID:UqLqGkhs0
>>3
両方良い素材だよ
両方良い素材だよ
引用元:http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/mnewsplus/1556854337
4: 2019/05/03(金) 12:32:43.96 ID:qJcqAo/59
FCバルセロナの下部組織の入団テストに合格した久保は、10歳の夏にスペインへ渡った。時をほぼ同じくして、日本代表DF長友佑都(ガラタサライ)らへの指導で知られるプロトレーナー、木場克己氏に師事。体の成長に合わせながら、プロを照準にすえた体作りを進めてきた。
昨シーズンの久保が主戦場としたFC東京U-23で監督を務め、今シーズンはトップチームのコーチを務める安間貴義氏は、間近で見てきた久保の一番の変化をこう語る。
「去年まではボールを運ぶときに体をぶつけられて、相手ボールになっていた。それがコンタクトされてもグイッと前へ入っていけるようになったところが大きいし、無理だと思えばファウルをもらってくれる」
たとえば川崎フロンターレとの開幕戦で、久保は日本代表経験をもつDF車屋紳太郎との激しい攻防を制圧している。車屋の懐に体をねじ込んでボールを奪って素早く反転し、体を接触させてきた車屋を一気に置き去りにしてカウンターを発動させた一連のプレーも、体幹強化との相乗効果で天性と言っていい体の柔らかさをようやく実戦で生かせるようになった、と考えればスムーズに説明がつく。
松本山雅戦のプレーの続きでは、そのままドリブルで右角あたりからペナルティーエリア内へ侵入。前方をDF橋内優也、後方を高橋に挟まれたところでパスに切り替えた。細かいフェイントを入れて幻惑しようとしていたプレーは、PKを誘おうとしていたようにも映る。
FC東京の了承のもと、木場氏の指導はいま現在も続いている。6月には18歳になる身長173cm、体重67kgの体にパワーをも融合させていけば、どのようなプレーが生み出されていくのか。輝きと可能性を増すばかりの逸材は4日、敵地パナソニックスタジアム吹田でガンバ大阪との令和初陣に臨む。
昨シーズンの久保が主戦場としたFC東京U-23で監督を務め、今シーズンはトップチームのコーチを務める安間貴義氏は、間近で見てきた久保の一番の変化をこう語る。
「去年まではボールを運ぶときに体をぶつけられて、相手ボールになっていた。それがコンタクトされてもグイッと前へ入っていけるようになったところが大きいし、無理だと思えばファウルをもらってくれる」
たとえば川崎フロンターレとの開幕戦で、久保は日本代表経験をもつDF車屋紳太郎との激しい攻防を制圧している。車屋の懐に体をねじ込んでボールを奪って素早く反転し、体を接触させてきた車屋を一気に置き去りにしてカウンターを発動させた一連のプレーも、体幹強化との相乗効果で天性と言っていい体の柔らかさをようやく実戦で生かせるようになった、と考えればスムーズに説明がつく。
松本山雅戦のプレーの続きでは、そのままドリブルで右角あたりからペナルティーエリア内へ侵入。前方をDF橋内優也、後方を高橋に挟まれたところでパスに切り替えた。細かいフェイントを入れて幻惑しようとしていたプレーは、PKを誘おうとしていたようにも映る。
FC東京の了承のもと、木場氏の指導はいま現在も続いている。6月には18歳になる身長173cm、体重67kgの体にパワーをも融合させていけば、どのようなプレーが生み出されていくのか。輝きと可能性を増すばかりの逸材は4日、敵地パナソニックスタジアム吹田でガンバ大阪との令和初陣に臨む。
6: 2019/05/03(金) 12:35:31.85 ID:cuzQ7ZjF0
1人でループして交わしたヤツか
あれは翼くんかよって思ったもんな
あれは翼くんかよって思ったもんな
9: 2019/05/03(金) 12:37:58.31 ID:ie/LCNZC0
武術家だけど、超一流に必要なのは「堅さ」ではなくて「柔らかさ」なんだよ
俺が育てれば久保君は武術家としても一流になれる
俺が育てれば久保君は武術家としても一流になれる
11: 2019/05/03(金) 12:42:34.05 ID:b9iw99xS0
確かに去年はフィジカルで押されれたのが、今年は張り合えるようになって
もともとあった技術、判断力を発揮できるようになったみたいに見えるな
もともとあった技術、判断力を発揮できるようになったみたいに見えるな
13: 2019/05/03(金) 12:44:06.06 ID:78Jbuxfd0
ザ・モモタロウみたいってこと?
15: 2019/05/03(金) 12:49:07.94 ID:zspc3jHX0
アッー?
21: 2019/05/03(金) 13:08:49.11 ID:Yhe+6aRE0
身長伸びなかったか残念だな
怪我に悩まされる選手人生になりそう
怪我に悩まされる選手人生になりそう
22: 2019/05/03(金) 13:26:01.91 ID:d4L7Fwy80
末は財前2世か比嘉2世か
23: 2019/05/03(金) 13:28:47.25 ID:/TFtZPDO0
>>22
比嘉さんは何故あそこまで五輪チームで重用されたのだろうか?
現グランパスの吉田がいたのに
その挙げ句本番は…
比嘉さんは何故あそこまで五輪チームで重用されたのだろうか?
現グランパスの吉田がいたのに
その挙げ句本番は…
24: 2019/05/03(金) 13:31:12.45 ID:LxODZlQJ0
ある程度の結果を出さないとね
無得点はさすがに駄目
現時点ではあくまで17にしては良い選手
無得点はさすがに駄目
現時点ではあくまで17にしては良い選手
この記事へのコメント
コメント一覧
継続して努力していく才能があるかどうか
他にも自分は前半にガチ目のショルダーチャージに行ったとき上体をいなされて
ゴールライン際で自爆してたにそれを思った
あのプレーで以前ドリブルデザイナー氏もネイマールの上半身が
ぐにゃんぐにゃんで捕まえられないって言ってたのを思い出した
上半身を崩して避けても足まで崩れないのは体幹トレ関係の影響だと思う
そりゃバケモノになるわ
武術家だけど、超一流に必要なのは「堅さ」ではなくて「柔らかさ」なんだよ
俺が育てれば久保君は武術家としても一流になれる
こういうコメント書くやつほんと恥ずかしいよな
ハイライトだけ、ゴール数だけ、酷い時はゴールの派手さで全てを語ろうとする奴が久保関連の話題で増えてきたから、こういう記事はバンバン出してほしい。
日本のサッカー育成って堅実がゆえにありきたりなプレーは教えこまれ出来るけど、発想力とか爆発力は乏しいイメージ…
久保くんは子供の頃から海外のサッカーで育ってきただけに、才能とは別にサッカーの考え方自体が日本のものとは根底として違う感じがすごいする
だからこそ今まで見てきた才能のある若手の選手と比べても、プレーの幅が違いすぎてより魅力的に感じるのかなと個人的に思ってる
お前みたいな想像だけで何の客観性も論理性もない、外国だからすごいっていう
無思考マウント陰キャ猿が一匹でもいなくなれば日本はサッカーに限らず一歩前進できる
お前みたいなのが1番恥ずかしいんやない?
(‐д`‐ll)オェ
体幹トレもあるけど、肩甲骨周りと胸郭の柔軟性やな
久保くんはネイマールほどじゃないけど柔らかいね
野球の投手やアメフトのQBは肩周りのトレをよくやるけど、サッカーは上半身はあまりやらないからこのへんの重要性が認知されてない
高校サッカーはロングボールどーんが多いし、ユースは欧州の後追いだからね
ただ、シャペウくらいは特別な選手でなくてもやる奴はいるよ
武術家ってなんだろうね笑
ブルースリーかな?